大地震のあとに、襲ってくる場合があるのが津波です。
3.11東日本大震災の時、私が住んでいる地域には津波は来ないだろうと思っていたのです。
しかし、大きな揺れのあとに鳴り響く大津波警報。
まさか住んでいる場所に津波が来るとは思って居なかった私は、避難する用意を全くしていませんでした。
そんな中、愛犬と一緒に高台まで避難をすることになった私は、急いで愛犬を車に乗せ、高台の方へ車を走らせました。
その道中では、遠くのほうで車が津波に飲み込まれてしまっていたり、流されてしまっている光景を目の当たりにし、いつ自分達が飲み込まれてしまうのだろうとものすごく強い恐怖を感じました。
大震災のとき、地震の揺れからは身を守ることができたのにも関わらず、津波によって命の危険にさらされてしまうということは少なくありませんでした。
地震のあとに避難場所まで避難している経路途中や、避難できたと思った場所で津波に襲われてしまうということもあります。
そこで、避難をする際に、万が一津波に襲われてしまった場合、できるだけ愛犬の命を救うためにも、ライフジャケットを活用するという方法があります。
津波に流されてしまった場合でも、救助までに生き残る必要があるからです。
今回は愛犬が津波から身を守るために、ライフジャケットを避難グッズの1つとして用意するメリット、またライフジャケットの選び方、工夫などご紹介していきます。
津波に襲われ漂流した犬

2010年3月11日の東日本大震災で、津波にさらわれてしまい、漂流から3週間後に救助されたバンくん。というわんちゃんがいました。
宮城県気仙沼市の沖合1.8キロメートルの海上で海上保安部によりがれきの上に居る状態で、漂流しているのを発見され、救助されたのです。
その後、飼い主の再会も果たすことができました。
津波に襲われる前に避難を・・・
しかし、もちろん津波に襲われてしまい、3週間もの間、冷たい海水で濡れてしまった状態で生き残ることができていたことも奇跡ですし、
津波にさらわれている中で漂流物にぶつかり命を落としてしまうということがなく漂流することができていたのも奇跡だと思います。
どうか、津波が襲って来る前に愛犬とともに安全な場所へ避難をしましょう。
犬が津波にさらわれた!救助までにかかる時間

津波にさらわれてしまったバンくんが漂流してから発見され救助されるまでの間にかかった日数は3週間(時間にしておよそ504時間)もかかりました。
東日本大震災のときを参考にすると、人間の場合、早い場合は、2,3日で救助されることもありますが、救助までに10日、以上かかっていますし、救助が来なかったことで落としてしまった命もあるでしょう。
人命を第一に優先した救助であり、人間が先に救助を優先されていますね。
そのため、とても悲しいことですし、憤りを感じてしまう部分ではありますが、わんちゃんたちの救助までには、かなり時間を要してしまうでしょう。
犬を津波からの救助!!生き残る可能性をライフジャケットで高めよう

そこで、万が一津波に犬がさらわれてしまった場合、救助までの間に生き残ることができる可能性を上げてあげることができるのがライフジャケットです。
もちろんライフジャケットを救命胴衣ではないので、頼りきることはできません。
また、犬は泳ぐのが得意ですが、津波のようにものすごい早さと威力の中で、いつものように泳ぐことは到底難しいものです。
津波のときに犬にライフジャケットを!メリットは?

万が一、津波にさらわれてしまった際、犬がライフジャケットをつけていた場合のメリットについてです。
上記のように、命を守る手助けとなってくれます。
もしあの時、津波に飲み込まれていたら・・・と考えると、できる限り飼い主の私が愛犬にしてあげられることとして、愛犬にライフジャケットを付けてから避難行動をしようと思いました。
犬のライフジャケットの選び方

では犬のためのライフジャケットの選び方についてです。
体にピッタリのサイズのものを
犬のライフジャケットを選ぶときは、愛犬の身体の大きさにピッタリのものを選びます。
首周りや胴回り、体重や丈などが記載されていますが、一番ぴったりにすべき重要な場所は首周りと胴回りです。
首周りと胴回りがゆるいと、すぐに水中で脱げてしまったり、ライフジャケットの間に埋もれてしまい、逆に溺れてしまうおそれがあります。
着せやすくしっかりと装着できるものを
時間を争う事態に、着せることに時間がかかってしまうライフジャケットは向きません。
普段使いの中でも、緊急事態の中でも、時間をかけることなく、簡単に着せることができるものを選びましょう。
また。簡単に着せることができるものの、装着したときの固定感はがっちりとしっかり隙間ができることなく、浮力を得られるものを選ぶことが大切です。
高浮力のものを
犬のライフジャケットの中には、普段遊びながら泳ぐときのために、あえて浮力を抑えて、自分の力で泳ぐ妨げにならないようにしているタイプのものもあります。
しかし、避難グッズの1つとして用意するライフジャケットはできるだけ浮力が高いものを選んだほうがよいです。
人間のライフジャケットに使用されていることも多い、ネオプレン、発泡、ポリエチレンなど、また軽量で高浮力であるナイロンなどが使用されているものがおすすめです。
泳ぐのが苦手な子には・・・
泳ぐことが苦手な子には、あご乗せつきのライフジャケットがおすすめです。
首元に顎を乗せることができるので、自然と顔を水面に上げながら泳ぐことができます。
リフレクター(反射板)付のものを
明るい色のライフジャケットを選ぶことはもちろんですが、更にリフレクター(反射板)付きのライフジャケットを選ぶことをおすすめします。
日光や夕日などでもギラギラっと光ってくれるので、海上などで救助隊が探してくれているときの目印になってくれます。
![]() | 価格:1500円~ |

![]() | 価格:2280円~ |

![]() | 価格:2980円~ |

犬のライフジャケットに飼い主の情報を

津波で流されてしまったときなど、救助されたものの、混乱の中、飼い主との再会ができないということもあります。
できるだけ飼い主さんと犬がもう一度再会することができるように、犬のライフジャケットに、飼い主の名前、住所、電話番号などを記入しておくことをおすすめします。
ライフジャケットによってはもともとラベルがついているものもありますが、ない場合はラベルや布などに記入し、内側などでもよいので縫い付けておくのもよいです。
![]() | 価格:880円 |

![]() | 価格:770円 |

犬のための避難グッズの準備を忘れずに!
犬と避難をする際、飼い主さんの避難グッズとともに、犬のための避難グッズも忘れずに持ちましょう!
普段から準備をしておき、スムーズに持ち出すことができるようにしておきましょう。
犬のための地震避難グッズ
最低でも3日分~7日分はすぐに持ち出せるようにしておくとよいです。
最低限これらはすぐに持ち出せる避難グッズとして用意しておきましょう。
そこでおすすめなのが
(ペット用防災バッグ10点セット)
避難用リードと一緒に置いておくことで、いざというときに、パッと持ち出すことができ、とても役立ちます。
この10点セットのバッグに、愛犬の好みのドッグフードと愛犬が好きなおやつを約3日分と常備薬(服用している場合)10点セットのバッグにプラスして入れておくことでサッと持ち出すことができる避難バッグになります。
バッグの中が保冷可能素材になっています。
10点セットに入っているお水は賞味期限2年の長期保存可能で、マグネシウムやミネラルの含有量が少ないので安心して愛犬に飲ませることができます。
予防接種証明証と動物病院保険証のコピーも入れておくとより安心ですね。
小さめの愛犬がお気に入りのおもちゃも入れておくのもおすすめです♪
関連記事:Paws&Prepの防災バッグ10セットの評価は?口コミ!良い点悪い点
まとめ

地震から犬の身を守り、一緒に避難し、一緒に助かるために、愛犬のための避難グッズを用意しておくことはとても大切です。
大地震のときは地震だけはなく、津波に襲われてしまうこともあります。
愛犬が津波に飲み込まれてしまったら、あの時の光景を思い返すと、助からないかもしれないなと思ってしまう部分があります。
しかし、できるだけ飼い主として愛犬を最後まで守る方法はなにか、できる限り愛犬が救助してもらうことができるようにするには飼い主としてどうすべきかを考えた時に、私はライフジャケットを着せて避難行動をしようと思ったのです。
また、災害時の持ち出し用グッズの用意はしておらず、自宅にしばらくのご飯や水を用意していた私でしたが、来ないだろうと思っていた津波が来てしまい、避難してからとても困りました。
最低限サッと持ち出すことができる避難グッズを用意しておくこともとても重要だと実感しました。
ペット防災10点セット

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