犬が緊急地震速報に怖がる!トラウマになることも…対処法は?

今回の記事の内容は・・・

緊急地震速報に怖がる犬のサイン

緊急地震速報が鳴った時や、近しい音が鳴ったときに、犬が見せるサインは、恐怖を感じていたり、パニックに陥ってしまっていたり、トラウマになっていることがあります。

  • 走り回る
  • 吠える・遠吠えをする
  • うぅぅぅーと唸る
  • 飼い主に飛かかる
  • ブルブルと震える
  • 失禁してしまう
  • ゲージから飛び出ようと暴れる

普段とは違った様子が見られますね。

緊急地震速報が鳴った時は犬を落ち着かせよう

では、緊急地震速報が実際に鳴り、犬が怖がるサインを見せた時、飼い主さんはどうしたら良いのでしょう。

怒らない叱らない

まず緊急地震速報が鳴った時に、上記のような行動をとったとしても、怒ったり叱ったりはしないでください。

驚きや、恐怖や不安でパニックになってしまっているので、飼い主さんに怒られたり叱られてしまうと、より悪化してしまいます。

「しーっだよ!」「落ち着いて」くらいなら良いのですが、激しく怒ることで対応するのはやめましょう。

声をかける

緊急地震速報が鳴った時、わんちゃんたちは、上記のような行動サインを起こしながらも、飼い主さんの行動や顔色を確認していることが多いです。

そのため、「大丈夫だよ!」「落ち着いてね」「名前を呼ぶ」などをして、飼い主さんが普段通り声をかけて、大丈夫だということを伝えてあげましょう。

傍に寄せて撫でる

飼い主さんの傍に愛犬を呼び、体を撫でてあげることも、パニックや震えを落ち着かせることができます。

声をかけながら、体を撫でてあげましょう。

抱っこを嫌がる時は無理にしない

パニックで暴れてしまっている時に、だっこをして落ち着かせようとした際、だっこをして落ち着くようであれば、だっこをしてください。

しかし、嫌がるような場合は、より悪化してしまうことになるので、傍によせるだけに留め、だっこを無理にするのはやめましょう。

飼い主のパニックを見せない

先程もありましたが、愛犬が怖がるサインを出しているとき、飼い主さんの様子を確認しながらしていることが多いです。

飼い主さんがパニックになってしまっていると、愛犬の恐怖への行動も、より悪化します。

飼い主さんも怖さや恐怖で慌ててしまうと思いますが、できるだけ冷静にいつも通り、気丈に振る舞うようにしましょう。

そうすることで、愛犬も飼い主さんが大丈夫そうだから、大丈夫だ。落ち着こう。となってくれます。

緊急地震速報で犬がトラウマになったときの対処法

では、犬にとって、緊急地震速報がトラウマになってしまった場合は、どう対処してあげれば良いのでしょう。

音に慣れさせる

大きな音やサイレンに慣れさせる練習をします。地震からしばらく経ち、少し落ち着いた頃に始めてください。

次にサイレンや大きな音にパニックにならないようにするためです。

  • サイレンやアラームなどを録音します。
  • 小さな音から聞かせて慣らしていきます。
  • 徐々に音量を大きくしていきます。

負担になってしまうことのないように、コツコツと徐々に少しずつ慣らしていきましょう。

緊急地震速報が鳴った時にすべき行動を教えよう

緊急地震速報が鳴った時、犬がパニックになって暴れたり、吠えてしまい飼い主さんの指示がきけない状態になってしまうことは、やめなければいけません。

飼い主さんと愛犬のいのちを守るために、重要なことです。

そのため、緊急地震速報が鳴った時に、犬が自分から避難行動ができるように教えておくとよいです。

「ハウス」でクレートに

普段からクレートトレーニングを行い、飼い主さんが「ハウス!」と指示したら、クレートに自分から入る訓練をしておきましょう。

緊急地震速報の音が鳴っている中でも、ハウスの指示が聞けるように練習しておくと、尚良いです。

クレートに入らせることで、地震の揺れによる落下物から犬の身を守ったり、スムーズに屋外への避難にうつることができます。

また犬にとってクレートの中が安心出来る場所としておくことで、怖さや不安を落ち着かせてあげるという面でもとても良いです。

「待て」で落ち着かせる

待ての指示も聞けるようにしておきましょう。

大きな音に慣れていても、どうしても緊急地震速報に驚き、人間でも 「わっ!」と驚いてしまうように、吠えて走り回ったりしてしまうことがあります。

そんな時、1度落ち着き、飼い主さんの指示をしっかりと聞けるように、「待て」で落ち着きを取り戻せるようにしましょう。

関連記事:愛犬を災害から守るために!「待て」の指示が聞けるようにしておこう!

「おいで」で飼い主の元へ

クレートに入らない時やクレートが側にない場所で地震の揺れが起こった時などは、飼い主さんのすぐそばに呼ぶ必要があります。

「おいで」でしっかりとそばに来るように、更に緊急地震速報の音が鳴っているときでも、聞けるように練習しておくと良いです。

まとめ

  • 犬も緊急地震速報に怖がったりパニックになることがある
  • 緊急地震速報の中でも落ち着いて行動する
  • 犬にとって緊急地震速報がトラウマになったときは、音に慣れる練習を
  • 緊急地震速報が鳴った時でも飼い主さんの指示を聞き行動できるように練習しておく
ひとこと

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