犬が大雨を怖がる!怖いときの様子と対処法・落ち着かせ方

今回の記事の内容は・・・

犬が大雨を怖がる原因は?

犬が大雨を怖がるときの原因についてご説明していきます。

大雨の音が怖い

大雨のバチバチ、ビチャビチャと地面に打ち付ける音や、屋根や窓ガラスに雨が当たる音に対して犬は恐怖を感じたり、不安を感じ怖がることあります。

大雨に伴う雷や風が怖い

大雨が降っているとき、雷や突風が伴い、それらの音が怖いと感じます。

雨の匂い

犬は嗅覚がとても優れていて、雨によって地面が濡れたときの匂いが不快に感じ、不快感から怖がることがあります。

気圧の変化

大雨が降るとき、大きな気圧の変化が起こります。

気圧の変化により犬が不調を感じたり、持病の痛みなどが悪化し、怖いと感じることがあります。

過去のトラウマ

雨が降っているときに、怖い思いをしたことが原因で雨が嫌いで怖がるようになっていることがあります。

大雨に伴う雷で怖い思いをした子は、雨だけで雷が鳴っていないときでも、雷の怖さがもう一度起こるのではないかという不安感を抱き、怖くなってしまいます。

飼い主さんの様子

飼い主さんが大雨による被害などを心配していると、その気持ちや様子を察知し、愛犬も一緒に不安になってしまい怖がります。

特に大雨を怖がる犬の特徴・傾向

特に大雨を怖がる子の特徴や傾向についてです。

普段から不安を感じやすい怖がりな子

普段から車の音や電車の音などにも怖がってしまう音恐怖症の子や、飼い主さんが出かける時に不安になってしまう分離不安の子など、不安を感じやすかったり、怖がりな子は、大雨も怖がる傾向があります。

関節系の疾患がある子

関節系に疾患を持っている子は、大雨のときに起こる気圧の変化で痛みが起こりやすくなり、雨が怖いと感じやすくなります。

耳が不自由な子

シニア犬で耳が聞こえにくくなってしまっていたり、片耳だけ不自由な子は、雨の音がどこで鳴っているのか、なにが起こっているのか分かりにくく、怖がる傾向はあります。

男の子(雄)よりも女の子(雌)のほうが怖がりやすい

男の子(雄)よりも、女の子(雌)のほうが大雨の音に不安を感じ怖がる傾向があります。

犬が大雨を怖がっているときの行動・仕草             

犬が大雨を怖がっている時に見せる行動と仕草はどのようなものが挙げられるのでしょう。

  • 落ち着きがなくウロウロする
  • 飼い主さんのそばにすり寄る
  • ひどく吠える
  • ハアハアと呼吸が荒くなる
  • 声や物が動く音などに過敏になり驚く
  • パニックになり、走り回ったり、破壊行動をしたり、攻撃的になる
  • 失禁をする

犬が大雨を怖がることによる影響

愛犬が大雨を怖がることにより、体調への影響が起こることがあるため注意が必要です。

食欲不振

大雨を怖がることで、食欲不振になってしまうことがあります。安心してご飯を食べることができる気持ちになれなくなってしまいます。

ストレス

大雨を怖がることにより、強いストレスも同時に感じてしまいます。

すると、ストレスが原因による食欲不振も起こりますし、自律神経が乱れホルモンバランスが崩れてしまい胃腸の不調が起り、下痢や便秘になってしまうこともあります。

ひどく体調が悪くなってしまっている場合は、かかりつけの病院への受診も視野に入れましょう。

犬が大雨を怖がるときの対処法は?落ち着かせ方!

犬が大雨を怖がるときは、早めに対処をし落ち着かせてあげることが大切です。

飼い主さんによる声がけ・スキンシップ

飼い主さんからの声がけは愛犬にとってとても落ち着く安心材料になります。

飼い主さんが不安な様子を見せず、普段通り過ごしてあげましょう。

更に「〇〇怖くないよ。」「〇〇大丈夫だよ。」などと名前を呼びながら声をかけてあげます。

ただし注意点として、過剰に接しすぎてしまうと、雨の時は怖がる様子を見せると褒めてもらえるのだ。と勘違いをしてしまうこともあります。

普段通りよりも少しだけスキンシップを増やすようにすると良いです。

震えたり、隠れたり、異常に怖がるようなときは、抱っこしたりなでたりして落ち着かせ、落ち着いたら普段通りに接しましょう。

音をできるだけ誤魔化してあげる

大雨の時の雨音をできるだけ誤魔化してあげるようにするとよいです。

  • 雨戸を閉める
  • カーテンを閉める
  • 動画や音楽を流して音を誤魔化す

散歩は無理をしない

犬が大雨を怖がっている日は、散歩は無理せず控えましょう。

その分、家の中でできるボール遊びやおもちゃを使った遊びができるとよいです。

サンダーシャツを活用する

犬用のサンダーシャツというものがあり、着せることで包まれている感覚になり、安心することがあります。

とても効果がある子と、あまり効果が感じられない子がいますが、試してみる価値はありますね。

犬が大雨を怖がらなくなるために事前に出来ること

愛犬が大雨を怖がってしまう時、怖がらなくなるために事前にできる慣らし方があります。

動画などを活用する

雨が降っていない日に、一緒にそばにいる状態で、スマホを活用し動画で雨の自然音などを流します。

  • 小さい音から徐々に大きな音へ慣らしていく
  • そばにいる状態で流して、徐々に愛犬と飼い主さんの距離を空ける

音を慣らしていても、怖いことが起こらずに普通に過ごすことができるという経験をさせてあげていくことで、実際に大雨が降った時でも怖がらなくなります。

大雨による避難指示がでる場合も・・・避難グッズを用意しておこう!

大雨により、洪水や土砂災害などが起こる危険性があり、避難指示がでることがあります。

高齢者等避難の指示が出たら避難をする

警報級の大雨により、洪水や土砂災害、川の氾濫などで、避難指示が出る場合があります。

避難指示の中には、「高齢者等避難」という警報があります。

ペットとの避難は時間がかかることもあるため、早めに避難をするという意味で、高齢者等避難の指示が出た段階で避難準備・避難行動を行いましょう。

避難グッズを用意しておく

最低でも3日分~7日分はすぐに持ち出せるようにしておくとよいです。

  • リード
  • おやつ
  • 常備薬
  • トイレシーツ
  • ウエットティッシュ

最低限これらはすぐに持ち出せる避難グッズとして用意しておきましょう。

そこでおすすめなのがペット用防災バッグ10点セットです。

避難用リードと一緒に置いておくことで、いざというときに、パッと持ち出すことができ、とても役立ちます。

バッグの中身は?

  • 水1本(2L)
  • ペット用折りたたみトイレ
  • ペットシーツ
  • 消臭袋
  • 水入れ・エサ入れ
  • ウエットティッシュ
  • 犬猫用ドライタオル
  • ジップロック
  • 笛・ライト
  • ペット防災アドバイスシート
  • 持ち物チェックシート

バッグの機能

  • バッグの側面にペットの写真がプリントできオリジナル防災バッグが作れる
  • 写真がプリントされているため、災害避難行動の際などに、迷子になってしまったときの捜索に役立つ
  • 保冷機能がある素材で熱を防ぎペットフードなどが日持ちする
  • トートバッグ型でバッグが自立するため、置いておきやすく持ち出しやすい

愛犬の1次避難用の避難用具として、とても役立つバッグです。

災害時に愛犬が脱走や迷子になってしまった場合、探す時には愛犬の写真が必要になります。

スマホに愛犬の写真が入っていても、災害時は充電が切れてしまい充電することができない場合もあるでしょう。
そんなとき、愛犬の写真をバッグに直接プリントしてあることで探す手助けとなってくれます。

また、バッグが大容量であるため、愛犬が好きなおやつや、小さめのおもちゃなども一緒に入れておくのもよいですね

まとめ

いかがでしたでしょう。

  • 犬が大雨を怖がる原因は音や匂いや過去のトラウマが原因
  • シニア犬、関節系の持病、耳が不自由な子はより怖がりやすい
  • 音恐怖症や分離不安の子も大雨を怖がる
  • 大雨の音を遮断したり誤魔化す対処をする
  • 普段通り、少しスキンシップを増やし安心させる
  • 雨の恐怖で体調不良になる場合もあるため注意が必要
  • 大雨の時の避難指示に備えて避難グッズの準備を忘れずに

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