猫が大雨を怖がる?原因と落ち着かせる対処法・脱走防止グッズの用意も

今回の記事の内容は・・・

猫は大雨を怖がる?原因は?

猫は大雨を怖がることがあります。

なぜ怖がるのか原因をみていきましょう。

大雨の音が怖い

猫は人間よりも聴力が鋭く、人間が感じているよりも大きく雨音を感じています。

そのため、雨がバチバチと窓や屋根に当たる音が怖いと感じることがあります。

雨の匂いが不快に感じる

雨により土やコンクリートが濡れた時に雨の匂いがします。

人間よりも嗅覚も鋭いのでより変化に気づき、その匂いが不快で怖いという感覚になることがあります。

外の環境音

大雨の時は風が強かったり、雷が鳴ることもあります。

風による音や雷の音、隙間風の音などが怖いと感じます。

気圧の変化を感じる

猫は人間よりも気圧の変化にも敏感です。

気圧の変化が不快に感じ怖いと感じることがあります。

過去の記憶

  • 過去に大雨による怖い経験をした
  • 雷が鳴りものすごく驚いて怖い思いをしたことがある
  • なんらかの事柄で怖い思いをした日にちょうど大雨が降っていた
    というような記憶がある子は雨が降るということがトリガーになり、怖がるようになってしまっていることがあります。

飼い主さんの様子

大雨により、飼い主さんが不安に感じたりしていると、普段とは違う様子や雰囲気になることがありますね。

その雰囲気や様子を察知し、猫も不安になったり怖がることがあります。

大雨に怖がる猫への落ち着かせる対処法は?

では大雨に怖がる猫を落ち着かせるために、飼い主さんが出来る対処法についてご紹介していきます。

安心できる環境を作ってあげる

猫は怖いと感じた時に、隠れるという習性があります。

そこでゲージに入れてあげるのもよいのですが、更に毛布やタオルなどを一緒に入れてあげることで、落ち着いてくれることがあります。

この時、毛布やタオルは普段猫ちゃんが使用していて、匂いがついているものを一緒に入れてあげるとより安心する効果が高まるのでおすすめです。

またゲージに入れた状態で、部屋を少し薄暗くしてあげるのも有効です。

声をかける・スキンシップ

名前を呼んだり「大丈夫だよ」などと声をかけながら、嫌がる素振りがなければ抱っこしたり撫でたりしましょう。

また、大雨に気を取られないように、おもちゃなどで一緒に遊んであげるのも良いです。

無理に構わない

声を掛けたりスキンシップをすることで落ち着いてくれる子がいる一方で、無理に構わないほうが落ち着いてくれる子も居ます。

怖がる猫にスキンシップを図ることで、よりパニックになってしまう子も居ます。

そっと見守りながら無理に構わないということも一つの対処法になります。

テレビや音楽をかける

テレビや音楽を普段よりも少しだけ音量を高めにかけ、外の環境音を誤魔化すという方法です。

カーテンを閉める

カーテンを閉めることで環境音をシャットアウトする手助けにもなりますし、風や雨を目視できなくすることで怖がる気持ちが落ち着くこともあります。

大雨を怖がる猫が体調不良になる可能性も・・・

猫が大雨に怖がることが原因で体調不良が起きてしまうことがあります。

怖がる気持ちが大きなストレスになり体調を崩します

猫が大雨に怖がっている時はしっかりと様子を見てあげることが大切です。

食欲不振

大雨を怖がりストレスを感じたことで、食欲不振になってしまうことがあります。

半日~1日程度であれば、ご飯やお水を食べたり飲んだりしてくれなくても様子を見ていてよいのですが、2日~3日経っても食べてくれないという場合は注意が必要です。

念の為、24時間食べない状態が続いた場合は、一度動物病院へ受診し医師の診断を受けましょう。

嘔吐・下痢

猫が雨を怖がることでストレスになり胃腸の調子が乱れ、嘔吐や下痢をすることがあります。

また、この胃腸の不調による不快感から食欲不振に繋がることもあります。

過呼吸や異常な呼吸

極度に猫が大雨に怖がると、いつもとは全く違う異常な呼吸の仕方を見せたり、過呼吸になってしまうことがあります。

口を開けた状態でハアハアとしているような状態で普段はなかなか見られない呼吸の仕方なので飼い主さんはすぐに分かります。

パニック状態になってしまうこともあります。

タオルで包んで抱っこをしたり、嫌がる場合は近くで様子を見て落ち着くのを見守ります。

それでもなかなか落ち着かない場合は動物病院へ受診する必要があります。

震えや痙攣

大雨を怖がることで震えたり、ひどい場合は痙攣してしまうことがあります。

過呼吸の時と同様にタオルで包んで抱っこをして落ち着かせてあげたり、痙攣をしている場合は動物病院に受診する必要があります。

元気がない・ぐったりする

大雨に怖がる様子から元気がないような様子、ぐったりしている感じになることがあります。

雨が降っている時だけではなく、大雨がやんでからもぐったりしている様子が続く場合は注意が必要です。

なかなか戻らない場合は、一度動物病院へ受診する必要があります。

トイレの失敗

普段はトイレで失敗する事なく排泄できている猫が、大雨で怖がる状態の時は失敗してしまうことがあります。

しかし、ひどく叱ったりせず様子を見ましょう

また、トイレを失敗した上に尿に血が混じったりしているような場合は動物病院への受診が必要です。

大雨がやんだあとにも猫の体調を確認し続けることが大切ですね。

また、大雨の中動物病院へ受診しなければいけない様子が見られた場合は、安全に十分に注意し、念の為避難グッズも車に乗せ焦らずに受診するか、雨が弱まるまでは様子を見て雨が弱まっているタイミングで受診しましょう。

大雨に怖がる猫は脱走の可能性も・・・

猫は怖がると怖いことが起こった場所から逃げようとする習性があります。

また猫は一度怖い思いをした場所には二度と戻らないという習性もあるのです。

そのため猫が大雨を怖がる時に外に出ようとしてパニックになったり、窓から外をじっと見て出ようとしたりする仕草を見せることがあります。

そこで日頃からも脱走防止をしておくことがとても大切ですが、大雨に怖がっているときはより外への脱走には十分に注意し防ぐ必要があります。

大雨のときに怖がる猫が脱走してしまうと、川の氾濫や洪水に巻き込まれてしまうこともありますし、二度と飼い主さんのもとへ戻って来なくなってしまうこともあります。

迷子札をつけておくことも大切です。

ねこ専用脱走防止扉【にゃんがーど】などを活用し、脱走を防ぎましょう。

まとめ

いかがでしたでしょう。

  • 猫が大雨に怖がることがある
  • 猫は人間よりも敏感な聴力や嗅覚で大雨により不安や恐怖を感じる
  • 猫が大雨に怖がるときは安心できる空間を作る
  • 猫が大雨に怖がることで体調不良が起こることもある
  • 猫が大雨を怖がる時の脱走には十分な注意が必要
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