Q,うさぎが臭いのですが、なぜでしょう…。臭いへの対策はありますか?
うさぎはもともと体臭が少なく、飼っていても臭いが気になりにくい動物です。
うさぎ自身もとても清潔な状態を好み、犬や猫よりも臭いが気になることは少ないと言われています。
ところがうさぎの臭いが気になるという場合、飼育環境や健康状態が原因になっている可能性が考えられます。
また、うさぎには臭腺があるので、お手入れが必要な状態になっている場合があります。
そこで今回はうさぎが臭いときに考えられる原因と対策方法、臭腺へのケア方法をご紹介していきます。
うさぎが臭いのはなぜ?原因は飼育環境?
うさぎが臭い場合に考えられる原因として飼育環境が挙げられます。
トイレからの臭い
うさぎのおしっこを放置していると独特のアンモニア臭がします。
時間を置けば置くほど気になる臭いになってしまうため、こまめな掃除が必要です。
数日間掃除をしていないとかなり臭いは強くなります。
牧草とペレットの残り
うさぎのご飯として与えている牧草やペレットの残りが腐敗してしまっていることで、臭いを放っている可能性があります。
また湿気によりカビてしまっている場合も臭いを放ちます。
ケージの掃除
ケージのお掃除をしていないと臭いがすることがあります。
おしっこやうんちをトイレでしていたとしても、時にはケージにしてしまうこともあります。
また、ご飯やお水によっても汚れてしまい、掃除をしていないと臭いがひどくなってしまうことがあります。
うさぎの臭いが強いときは病気の可能性も?
うさぎの臭いが強いなと感じている場合、体調不良が原因している場合があります。
おしりの周りが汚れてしまっているときは下痢をしてしまっていて病気が関係していることもあるため注意が必要です。
また、普段しないような異臭がする場合も体調に異常が起きている可能性が高いため注意が必要になります。
うさぎが臭いときの対策方法は?
ではうさぎが臭いときの原因を踏まえ、対策方法をご紹介していきます。
トイレを毎日掃除
うさぎのトイレは基本的には毎日掃除するようにしましょう。
おしっこを長時間放置してしまうことで臭いが強くなってしまいますし、トイレが汚れていることで感染症の原因になってしまうこともあります。
また、トイレには尿をしっかりと吸収してくれるペーパー砂やペットシーツを選び使用することも臭いを抑えることができるのでおすすめです。
![]() | 価格:1232円 |

ケージ全体の掃除
ケージ全体の掃除は最低でも週に1回。
できれば、週に数回行うとよいです。
すべての物を出し、ケージ全体をウエットシートなどで拭き掃除をするとよいです。
この時にクエン酸スプレーを使用することで、トイレに付いた尿石や臭いを簡単にしっかりと取ることができるのでおすすめです。
![]() | 価格:3192円 |

牧草やペレットの量
うさぎに与える牧草やペレットの量は食べ切れる量だけを与えるようにするとよいです。
また、余ってしまった牧草やペレットは一度捨ててから新しいものを補充するようにします。
余った状態で次々と足してしまっても、腐敗してしまい嫌な臭いを放ったり、良い香りがしない牧草はうさぎも残し続けてしまいます。
残し続けた牧草やペレットが腐敗してしまうことで、うさぎが誤って食べてしまい病気の原因になってしまうこともあります。
残した分は早めに処分し新しいものに変えるようにしましょう。
換気
うさぎが過ごしている場所は換気をよくしましょう。
定期的に窓を開けて空気を入れ替えるのもよいですし、難しい場合は空気清浄機も有効です。
うさぎは大きな環境音がストレスになってしまうこともあるので、窓を開けると道路からの音などが大きい場合は空気清浄機の活用の方が、ストレスを与えることなく空気をよくすることができます。
空気清浄機だと24時間稼働させておくことができるので、うさぎが過ごす環境としてとてもよいです。

汚れがきになる場合
うさぎの体が汚れてしまい、臭いが気になる場合は部分的に拭いてあげるとよいです。
基本的にはうさぎの全身をシャンプーで洗ったり水で洗うのはよくありません。
そこで、うさぎの体に使用することができるウエットシートなどを活用し、部分的に拭いてあげるとよいです。
うさぎの臭腺が原因で臭い?
うさぎには臭腺という独特のニオイを放つ場所があります。
そこまでひどい臭いを常に放つというわけではありませんが、ときに臭腺からの臭いが強くなってしまっていることがあります。
そんなときのケア方法をご紹介していきます。
うさぎの臭腺はどこにある?
うさぎの臭腺はお尻にあります。
性器と肛門の間のところに左右に一つずつあり、縄張りのマーキングなどをするときに使う器官です。
臭腺からのニオイが強いのはどんなとき?
うさぎは自分でグルーミングをすることで、臭腺から強いニオイがすることはほとんどありません。
しかしグルーミングがうまくできていないときにニオイが強くなったり、普段から汚れが溜まりやすい子もいます。
臭腺のところが黒っぽくワックスのような汚れが溜まってしまっていると、ニオイが強くケアが必要な状態だと判断できます。
うさぎの臭腺のケア方法は?
うさぎの臭腺に黒っぽくワックスのような汚れが溜まってしまっている場合はケアをしてあげることで臭いをなくすことができます。
うさぎの臭腺へのケア方法
- うさぎを抱っこして仰向けにします。(膝の上で足を上向きにして安定させても良し)
- そっと足を開き、性器の周りを見ると小さいくぼみがあり、そこが汚れています。
- 綿棒やコットンをぬるま湯で濡らしたものや、ペットの体用ウエットシートで優しく拭き取ります。
- 取れにくい場合は無理に取らずにふやかしてから拭き取るようにします。
うさぎの臭腺ケア!注意点は?
汚れが取れにくい場合は無理に拭き取ろうとせずにふやかしてから拭き取るようにしましょう。
強くこすったりしてしまうと皮膚トラブルなどの原因になってしまうため、優しく行うことが大切です。
また、頻繁に行う必要はなく、臭いが強いと感じたときだけ行いましょう。
臭腺周りの汚れがあまりにもひどい場合や、膿のようなものが出ている場合は病気が関係している可能性があるため、一度動物病院に受診し診断、処置を受けることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょう。
うさぎの臭いが気になるときのほとんどは飼育環境にあることが多いです。
トイレの掃除の回数を増やしたり、ケージ内をしっかりと掃除してあげるようにしましょう。
また食べ残しのご飯が臭いの原因になっていることもあるので、処分し新しいものに変えるようにするとよいですね。
飼育環境が汚れていると病気の原因になってしまうこともあるので、清潔な状態を保つようにすることはとても大切です!
うさぎの居る部屋の空気清浄機を24時間稼働させておくのもとてもよいです♪
また、臭腺からの臭いが原因の場合もあるので、確認し汚れているような場合は優しく拭き取るケアをしてあげましょう!
すべてを試しても臭いが気になるような場合は病気が関係している可能性があるので、一度受診し診断を受けると安心です♪
【うさぎが居る空間を綺麗に!臭い対策にもおすすめ♪】

コメント