Ｑ,うさぎが爪を怪我してしまいました…。
うさぎが爪を怪我してしまった場合、怪我の程度によって対処法が異なります。
軽い出血をした場合、深い傷ができてしまっている場合など、飼い主さんが怪我の損傷に応じて正しい対処をする必要があります。
そこで今回はうさぎが爪を怪我した際に、自宅でできる対処法と受診をすべき目安について解説していきます。
うさぎが爪を怪我！出血している場合は…
まずうさぎが爪を怪我した際に出血している時は、止血をすることが最優先になります。
正しい方法で止血をしましょう。
軽い出血の場合
軽い出血の場合はティッシュや清潔なガーゼで傷口を抑えます。
約5分ほど抑えて止血ができているか確認しましょう。
また、動物用の止血剤がある場合は、止血剤を使用します。
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出血が止まらない場合
爪の怪我からの出血が止まらない場合や、爪が根本から折れてしまっている場合は、自宅での処置が難しい状態になります。
直ちに動物病院に受診をしましょう。
うさぎは出血をすると少量でも貧血になってしまいやすい動物です。
できるだけ早く受診してください。
うさぎが爪を怪我！折れた場合は？
うさぎが爪を怪我してしまい、爪が折れている場合や抜けてしまった場合についてです。
うさぎの爪が折れた場合
爪が折れてグラグラとしている場合は、無理に取ろうとしたりせず、触らずに安静にさせることが大切です。
遊ぶ時間は一度お休みです。
爪が抜けてしまっている場合
爪が抜けてしまっている場合は、抜けてしまっている部分をよく見てあげます。
腫れているような場合や膿が出ているような状態は、感染してしまっている可能性があるので危険です。
動物病院に受診しましょう。
爪の根本が見えている場合
爪の根本の部分の血管が見えている場合、細菌感染を防止するためにも、動物病院で処置してもらう必要があります。
血管が見えてしまっている場合も、できるだけ早く動物病院に受診してください。
うさぎが爪を怪我した時に自宅でできるケア方法は？
では爪を怪我してしまったものの、出血も少ない場合や血管は見えていないという場合のケア方法についてです。
軽い怪我でも悪化してしまうことがあるので、しっかりとケアをする必要があります。
うさぎの爪の傷口を清潔に
傷口の部分を清潔に保ちましょう。
もし傷口にゴミが付いてしまっているような場合は、ぬるま湯で軽く流すか清潔なガーゼで優しく拭き取ってください。
消毒は動物用の消毒液は使用することができます。
アルコールタイプの消毒液はしみてしまうので使用しないでください。
止血後は触れない
傷口を止血した後は、あまり触らないようにしましょう。
かさぶたは剥がさないでください。
また無理に汚れを取ろうとすると、出血が再開してしまったり、感染の原因になることもあるので、止血後はあまり触らないことが大切です。
うさぎが過ごす環境の改善
怪我を悪化させないために、足元がワイヤー床の場合、タオルを敷くかコルクマットを敷いてあげましょう。
すのこでもよいです。
滑ってしまうようなツルツルのマットは足により負担がかかってしまうため良くありません。
また傷口からの感染を防ぐために、毎日敷いているシーツを交換したり、トイレ掃除をこまめに行い、清潔な状態を保ちましょう。
うさぎを安静に過ごさせる
たくさん遊んでしまうと再出血の原因になります。
しばらくは遊ぶ時間を短時間にしましょう。
抱っこをする時も爪には触れないようにしてください。
しかし、体力回復のためにはしっかりとご飯を食べることが大切なので、牧草を中心にしっかりと食事を取らせてあげることが大切です。
痛みによるストレスで食欲が低下してしまい牧草をあまり食べてくれない時は、好物のものやペレットを少し増やしましょう。
うさぎの爪の怪我が治るまでは毎日こまめなチェックを！
うさぎの爪が軽症で自宅でケアをするという場合でも、途中からひどく悪化してしまうこともあります。
毎日こまめに怪我をした爪の状態をチェックしましょう。
という場合は、悪化していることが考えられるので、できるだけ早く動物病院に受診してください。
まとめ
いかがでしたでしょう。
うさぎが爪を怪我してしまった時は、まずは焦らずに止血をすることが大切です。
また軽度か重度か判断できない場合も、迷わず一度受診し獣医さんの診察、処置を受けたほうがよいです。
治るまではしばらく運動時間をいつもより短くしたり、回復を早めるためにもご飯はしっかりと食べているかを確認したり、怪我の部分が悪化していないか毎日チェックしましょう！
※本記事は、獣医師監修サイトやうさぎの専門情報を参考に執筆しています。うさぎの健康や食事に関する一般的な知識をもとにまとめており、実際の症例に応じて獣医師への相談をおすすめします。
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