うさぎは声帯がなく、犬や猫のように吠えたり鳴いたりして怖さを表現して飼い主さんに伝えることは難しいです。
しかし、うさぎにも怖いときに見せるサインがあります。
野生の世界では天敵が多く、とても怖がりなうさぎちゃん。
やはり地震もうさぎにとって怖いものなのでしょうか。
そこで今回はうさぎは地震が怖いのか、うさぎが地震を怖がったときに見せるサイン、怖がるうさぎちゃんへの正しい対処法をご紹介していきます。
うさぎは地震が怖い?

では、うさぎちゃんは地震が怖いのでしょうか。
自然界では天敵が多い
うさぎは自然界では、とても天敵が多い動物になります。
他の動物に襲われてしまう事が多いうさぎちゃん達は、身を守るために、耳が長く大きく、聴力が発達しています。
そのため、人間よりも音が大きく聞こえているため、人間でも驚く音にうさぎはもっとびっくりしやすいといえます。
安全な音か、危険な音かを判断し、身を守るうさぎにとって、地震により起こるもの音は危険な音だと判断する音です。
地震によって伝わる振動で察知できる
うさぎちゃんは地面に伝わる振動で、周囲の危険などを察知します。
そのため、小さな地震でも、大きな地震の前の地鳴りなども感じることができるのです。
人間よりも敏感に、先に気づくことができるほどです。
振動を感じることで、なにか危険が起こると察知し、更に強く揺れることで危険だと恐怖を感じます。
うさぎが地震が怖いときに見せるサイン

では、うさぎが地震を怖いと感じたときに見せるサインについてです。
ゲージから出ようとする
普段静かにゲージで過ごしている子でも、地震が起こったときに、怖いと感じゲージから飛び出ようとすることがあります。
動かなくなる
うさぎがびっくりしたり、怖いと感じたとき、前足を上げ、後ろ足だけで立った状態で動かなくなることがあります。
地震の振動や音から危険を察知し、どのような行動をし身を守ろうか考えていたり、動かず静止することで外敵から身を守ろうとしています。
耳ををピンっと立てる
耳をピンっと立てて、音の方向や距離、危険度を分析しようとしている状態です。
危険意識が高まり、怖いと感じているサインだと言えます。
足ダンをする
警戒しているときや、ストレスを感じているときに行う行動サインです。
地震の揺れや揺れによる音に対して、怖いと感じ、警戒していたり、怖いという状況にストレスを感じています。
また、怖いと感じたものへの警戒を促すためにも、本能的に足ダンをします。
物陰に隠れる
物陰に隠れることで、怖いと感じたものから身を守ろうとして行う行動がサインになります。
カーテンの裏に隠れたり、ソファーの下に隠れたり、部屋のすみの方に隠れたりという姿を見せます。
体を丸める
体を丸めるというサインは、警戒し、緊張状態にあると言えます。
怖いという気持ちから、身を守らなければならないと緊張してしまっているのですね。
落ち着きがなくなる
動かなくなる子もいますが、逆に落ち着きがなくなるということが怖いサインである場合もあります。
ソワソワとしている感じ、走り回る、足ダンをする、など興奮状態に近い行動をします。
パニックになってしまうこともあります。
うさぎが地震を極度に怖がっている危険なサイン

地震の揺れや揺れによる音に対して極度に怖がってしまい、体調不良に繋がりかねないサインもあります。
地震が怖いということによるストレスで体調を崩してしまうということもあるので注意が必要です。
呼吸が早くなる
呼吸が早くなってしまうことがあります。
この場合、かなり強いストレスを感じているため、自律神経に作用し、心拍数が急上昇してしまっています。
またこのとき、鼻が小刻みにひくひくとしていたり、体が震えていると呼吸が早く鳴っている証拠です。
食欲不振
過度なストレスを感じたことで、自律神経が乱れ、胃腸の働きが低下し、食欲不振になってしまうことがあります。
食欲不振になると、うさぎは胃腸うっ滞が起こりやすくなり危険です。
消化器官の機能が低下し、毛玉などの異物が詰まってしまう状態ですね。
このとき、手当が遅れてしまうと、最悪の場合は衰弱や死因になってしまうことがあるので十分に注意しましょう。
食欲不振が続くようであれば、一度かかりつけの動物病院に受診することを考えましょう。
災害中で動物病院が開いていない場合は、負傷動物救護所などで診てもらうとよいです。
地震が起きた後しばらくしてから症状が起こることもあるため、しばらくの間は十分に体調状態を観察しておきましょう。
地震を怖がるうさぎに飼い主がすべき対処法

雷を怖がるうさぎに飼い主さんがしてあげられる対処法をご紹介していきます。
隠れていられる場所を作る
うさぎちゃんが地震に対して怯えている場合、自ら隠れる場所を作ってあげることで、うさぎちゃんの気持ちの落ち着きに繋がります。
普段からも用意しておくことで、危険だと思ったり、ストレスを感じるような状況になったときに、隠れることで、恐怖や不安を軽減することができます。
うさぎちゃんが安心して隠れていることができ、さらに安全な場所はゲージになります。
ゲージを部屋の隅の方に設置しておくことで、ゲージ内が安心できる隠れ場所になるのでおすすめです。
ゲージの中に更に小さなハウスや箱などを設置することで、より安心できる場所になりますよ。
また、ゲージの上にカバーや毛布をかけてあげるのも有効です。
地震が起きた時はすぐにゲージにいれてあげるとよいです。
家具などの下敷きにならないように
うさぎちゃんが地震が起きたときにゲージの外にいる場合は注意が必要です。
地震によって家具が倒れてしまったり、重いものが落下してしまったりといった際に下敷き担ってしまう可能性があるからです。
地震が起きたら、ゲージの中のほうが安心にも繋がりますし、怪我の防止のためにも、すぐにゲージに入れてあげるとよいです。
飼い主さんの身の回りの安全も確保し気をつけながら、うさぎちゃんをゲージにいれてあげましょう。
また、普段から家具の固定をしっかりとしておくこと、重い荷物を高い場所に置かないことなども大切ですね。
飼い主さんが慌てない
飼い主さんも大きな地震が起こると驚きますし、恐怖を感じますよね。
しかし、飼い主さんが大きな声を出してしまったり、パニックのような状態になってしまうと、うさぎちゃんもより怖い気持ちが増幅してしまいます。
また、地震で落ちたものなどを片付ける際なども、地震のあとはより音に対しても敏感になってしまってるので、できるだけ静かに片付けてあげられるとよいですね。
地震に怖がるうさぎに対しての注意点

地震に怖がるうさぎに対しての注意点があります。
安心させてあげようと思っている行動が裏目に出てしまうことがときにはあるので注意しましょう。
無理に抱っこしたり触らない
地震を怖がっているときに、無理に抱っこしたり、触れるのはやめましょう。
落ち着かせてあげたいのでついしてあげたくなりますが、超緊張状態になっているときは、不安な気持ちを逆撫でてしまうことがあります。
無理に抱っこしたり触ろうとすることで、危険から身を守ろうとしているため暴れてしまい怪我につながってしまうこともあります。
そばにうさぎちゃんから寄ってきたときは、優しく触れていき様子を見ながらスキンシップをとるとよいですね。
まとめ

うさぎちゃんも地震はとても怖いものです。
飼い主さんもびっくりしたり怖いと感じることもありますが、できるだけ大きな声を出したりせず普段通り接してあげられるとよいですね。
また、うさぎちゃんが怖いと感じた時に安心して過ごすことができるゲージやゲージの中に更に狭く隠れられる場所を作って置いてあげると役立ちます。
うさぎちゃんの怖いという気持ちを過ごしでも早く和らげてあげられますように対処法を試してみてください。
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