犬を土砂災害から守ろう!身を守るための事前準備・避難行動の仕方

今回の記事の内容は・・・

犬と土砂災害の被害に・・・最悪の場合

愛犬と暮らす自宅で土砂災害が起こってしまった場合、被害を受けてしまうことを想定し、最悪のシナリオを回避する必要があります。

  • 避難が遅れ、自宅が土砂に巻き込まれてしまう
  • 飼い主さん、愛犬が土砂に飲み込まれてしまう
  • 愛犬と一緒に避難することができない
  • 愛犬と避難行動をしたあとに、犬の避難グッズがなく生きていくための水やご飯がない
  • 愛犬がストレスを強く感じてしまう

土砂災害の被害の可能性が・・・犬とともに早めの避難行動を

では、自宅に土砂災害の被害を受ける可能性がある場合、どのようなことに気をつけ、どのような避難行動をするべきか確認していきましょう。

土砂災害の可能性があるかを確認する

土砂災害の可能性があるかどうかを確認することが大切です。大雨が降っているとき、大雨が降ったあと、地震のあとなどにテレビやネットニュース、自治体の放送などを活用し、情報を得るようにしましょう。

土砂災害警戒区域、土砂災害危険箇所になり、避難指示が出ている場合、早めの避難が必要です。

土砂災害の前兆に注意

土砂災害の前兆にも注意しましょう。

お散歩をしているときなどに、土砂災害の前兆を見つけることがあります。

  • 斜面にひび割れがある
  • 異様な音がする
  • 異様な臭いがする
  • 湧き水が止まっている
  • 濁った水が斜面から吹き出している

などの様子が見られる場合、土砂災害の前兆である事があります。

雨が止んだあとにも注意

雨が降っているときだけ、土砂災害が起こるわけではありません。

大雨が降ったあとに土砂災害が起こることもあります。

雨が止んだあとでも、注意して情報を確認しておきましょう。

避難所へ避難する

土砂災害警戒区域や土砂災害危険箇所に自宅がなっている場合、早めに愛犬とともに避難をする必要があります。

このとき、「高齢者等避難」という時間を要する方のために発令されるものがあります。

ペットとの避難では時間がかかってしまうことがあるため、高齢者等避難が発令された時点で避難を始めましょう。

避難する際は、歩いて避難する場合でも、車で避難する場合でも、クレートに入れた状態で避難をしましょう。

またリードやハーネスもしっかりとつけておきます。

普段は落ち着いている子で脱走の心配がないという場合でも、警報が鳴っていたり、普段とは違う様子や行動で興奮してしまう場合があります。

愛犬の命を守るために、脱走を防ぐための最善の策を講じた上で避難行動を行ってください。

ペット同伴で避難できる避難所がない場合も

愛犬と避難する際、ペットが一緒に避難することができない避難所も中にはあるため注意が必要です。

また、近くにペットと一緒に避難することができる避難所がない場合はどうしたらよいのでしょうか。

近くの避難所の情報を確認しておく

自宅の近くの避難所の情報は事前に確認しておきましょう。

避難所によっては、ペットと一緒に避難することができる同伴避難可の避難所もあります。

自治体によっては受け入れないということもあるため、確認し把握しておくことが大切です。

垂直避難をする

ペットと一緒に避難することができる避難所が自宅の近くにないという場合は、自宅の2階以上に垂直避難をするという方法もあります。

自宅の2階や3階に愛犬とともに避難をすることで、土石流から身を守ります。

このとき、できるだけ山の斜面などとは反対側の部屋に避難するようにしましょう。

安全な場所に車で避難する

避難所に避難することができない、自宅の2階に避難するだけでは危険だという判断の場合、車で安全な場所に避難をする必要があります。

車で避難をすることで、車が避難所代わりになります。

地域によっては高台にある駐車場やお店の立体駐車場を開放してくれていることもあります。

自宅から安全に通ることができる道で、なおかつ避難をすることができそうな高台の駐車場や立体駐車場を日頃から確認しておくことが大切です。

関連記事:犬と一緒に津波警報で避難!車で避難する際の方法!ポイントは?注意点も

犬を土砂災害から守るために行うべき事前準備

愛犬を土砂災害から守るために行うべき事前の準備をしっかりと行いましょう。

避難所を確認しておく

上記のように、地域や避難所、自宅の状態によって、避難行動は変わります。

事前に土砂災害が起こってしまう場合に、どのような避難経路を使い、どのように避難をするのかをシュミレーションしておきましょう。

クレートトレーニングをしておく

犬との避難行動をスムーズに行うために、クレートに入る指示でスムーズに入ることができ、クレートで落ち着いて過ごすことができるようにしておくとよいです。

また、クレートトレーニングをしておくことで、避難する際や避難場所で過ごす際に、愛犬にとっても飼い主さんにとってもとてもよいです。

避難場所で落ち着くことができずにストレスを感じてしまうということもあります。

クレーㇳ内で安心して過ごすことができるようにしておくことで、愛犬ができるだけストレスを感じることなく避難することができます。

普段から事前にクレートトレーニングを行っておきましょう。

関連記事:避難所でも快適に過ごすために愛犬にはクレートトレーニングをしておこう

土砂災害から守るために!犬の避難グッズも用意しておこう!

土砂災害から愛犬を守るために、愛犬の分の避難グッズも用意しておくことが大切です。

避難グッズを準備するときは、第一次避難用と避難生活中に使用出来るように自宅に備えておくようのに2パターンで用意しておくとよいです。

第一次避難用

一次避難持ち出し用はとして、いつでもすぐに持ち運べるように準備しておきましょう。

目安の量としては、最低3日~7日分と想定し、用意します。

  • ペットフード(お皿できれば使い慣れているもの)
  • おやつ
  • ペットシート
  • ビニール袋
  • 常備薬
  • 予防接種証明証と動物病院保険証のコピー
  • ハーネス又はリード(伸縮タイプではないもの)

第一次避難用グッズとしておすすめのバッグがペット用防災バッグ10点セットです。

避難用リードやクレートと一緒に置いておくことで、いざというときに、パッと持ち出すことができ、とても役立ちます。

この10点セットのバッグに、愛犬の好みのドッグフードと愛犬が好きなおやつを約3日分常備薬(服用している場合)10点セットのバッグにプラスして入れておくことでサッと持ち出すことができる避難バッグになります。

バッグの中が保冷可能素材になっています。

10点セットに入っているお水は賞味期限2年の長期保存可能で、マグネシウムやミネラルの含有量が少ないので安心して愛犬に飲ませることができます。

予防接種証明証と動物病院保険証のコピーも入れておくとより安心ですね。

バッグの中身は?

  • 水1本(2L)
  • ペット用折りたたみトイレ
  • ペットシーツ
  • 消臭袋
  • 水入れ・エサ入れ
  • ウエットティッシュ
  • 犬猫用ドライタオル
  • ジップロック
  • 笛・ライト
  • ペット防災アドバイスシート
  • 持ち物チェックシート

愛犬の一次避難用の避難用具として、とても役立つバッグです。

災害時に愛犬が脱走や迷子になってしまった場合、探す時には愛犬の写真が必要になります。

スマホに愛犬の写真が入っていても、災害時は充電が切れてしまい充電することができない場合もあるでしょう。

そんなとき、愛犬の写真をバッグに直接プリントしてあることで探す手助けとなってくれます。

バッグが大容量であるため、小さめのおもちゃなども一緒に入れておくのもよいですね!

関連記事:Paws&Prepの防災バッグ10セットの評価は?中身は?口コミ!良い点悪い点

自宅用災害グッズ(二次避難用)

災害のあと、避難生活を愛犬と一緒に行うための避難グッズです。

車の中や自宅、自宅の二階などに準備しておきましょう。

自宅用(二次避難用)避難グッズの場合は、最低でも2週間から3週間程度の量を想定して用意をしておきます。

そのため、普段からローリングストック(あるものから使っていき、使った分を補充していく)という手段で常備しておくようにするとよいです。

  • ペットフード+お皿(普段から使い慣れているものだと尚良)
  • 水+(お皿)
  • おやつ
  • おもちゃ
  • 歯磨き
  • おむつ
  • トイレシート
  • ウエットシート
  • ビニール袋
  • 常備薬
  • 予防接種証明証と動物病院の保険証コピー
  • 愛犬の写真と愛犬と飼い主さんが写っている写真
  • ゲージ(ポータブルゲージでも可)
夏場の避難生活の場合

夏場は暑い中で、電力が停止し、暑さで熱中症などの危険が及ぶ危険性があるため、体温を下げてあげられる物も一緒に準備しておくとよいです。

  • うちわ
  • 扇子
  • ひんやりマット
冬場の場合

冬場の避難生活の中で、電力が停止してしまっていると、寒さが強敵です。

寒さ対策ができるものも一緒に準備しておきましょう。

  • ブランケット(毛布)
  • ゲージを包めるサイズの毛布やアルミシート
  • 厚手の服

まとめ

いかがでしたでしょう。

  • 土砂災害が起こった場合の最悪のシナリオを想定する
  • 土砂災害は雨が止んだあとでも注意が必要
  • 愛犬との避難は時間がかかるため高齢者等避難の発令時に避難行動をする
  • 愛犬と避難することができる避難所を確認しておく
  • 同伴避難ができない場合は垂直避難または車で避難をする
  • 愛犬の分の避難グッズもしっかりと準備しておく
  • 愛犬と避難する際はクレート、リード、ハーネスで脱走を防止する
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