災害の際、避難所では犬は日々の生活とは違う環境で過ごすことになります。
地震の揺れや飼い主さんの心情の変化など、色々な事が愛犬のストレスの原因になってしまいます。
そこで今回は、
ストレスが溜まったわんちゃんはどんなストレスサインを飼い主さんに見せるのか。
避難生活で溜まったワンちゃんのストレスを飼い主さんが、どうやって上手に発散させてあげられるのか。
発散方法をご紹介していきます。
犬のストレス限界のサインは?

では、愛犬が避難生活中でストレスを感じ、ストレス限界のときに見せるサインです。
以下のようなサインを見せて限界を伝えてくれます。
犬との避難生活でストレスを解消してあげるための方法は?

では、避難生活の中でストレスが溜まった犬のストレスを解消してあげられる方法をご紹介していきます。
声をかけて異常行動を止める
前足を舐め続けていたり、毛をムシったりという自傷行動に近い行動に夢中になってしまっている時は静止してあげます。
飼い主さんが声をかけて意識を逸らしてあげましょう。
遊びに誘う、スキンシップをとることで、その行動に夢中になっている状態をやめさせてあげられます。
酷くなると怪我や病気など医師に見せなければいけない状況になってしまいます。
できるだけ酷くなる前に意識を逸らしながら、静止しましょう。
噛むおもちゃでストレス発散
犬用の噛むガムや噛むおもちゃを使ってストレスを発散させてあげましょう。
避難グッズの中に入れておくことをオススメします。
わんちゃんは、噛むことが本能的に好きなので、ストレスを発散することができます。
噛むおもちゃで、避難生活でのストレスを発散させてあげましょう。
できるだけ多い運動・散歩
できるだけ体を動かす運動や散歩をしてあげるとよいです。
散歩は1番のストレス解消になるといっても過言ではありません。
いつもより少し多めに、愛犬が満足できたなというくらい、散歩をしてあげましょう。
外の空気、日光など自然に触れられることも、ストレス解消に繋がります。
トイレの失敗は叱らない
普段失敗することがないのに、トイレの失敗をしてしまうことがありますが、不安や恐怖などによるストレスの限界で起こってしまっていることです。
叱ってしまうと、より強いストレスを与えてしまうことになるので、「ここにしようね!」と声をかける程度で、サッと清潔に清掃してあげてください。
食欲が低下した時は豪華なごはんを
ストレスが原因で食欲が低下してしまうことがあります。
しかし、栄養不足や水分不足もストレスの原因になってしまいます。
食欲が低下している時は、普段よりも少し豪華なご飯にしてあげましょう。
フードにペースト状のものをトッピングしてあげる、レトルトのものなどをトッピングしてあげると良いです。
レトルト系のものだと、水分補給にも繋がるのでとても良いです。
日光や手で少しあっためてからあげると、より風味がアップして、食べてくれやすくなることもあるのでおすすめ!
たくさんのスキンシップを
やはり愛犬にとっての癒しは、飼い主さんとのスキンシップです。
たくさん声をかけてあげたり、好きな場所を撫でてあげたり、スキンシップを沢山とりましょう。
そうすることで、地震の揺れなどに対する恐怖や普段の生活と違った環境での不安を、解消してあげられる事につながります。
避難生活中は、飼い主さんも恐怖や不安で顔が強ばってしまっていることが多かったり、焦ってしまっていたりという顔色や行動を自然ととってしまいがちです。
飼い主さんの仕草を敏感に感じ取るのがわんちゃんです。
できるだけ普段通りの飼い主さんで接してあげられる時間を増やしてあげましょう。
犬にクレートトレーニングをしておくことは大切

普段とは違う場所での避難生活。
他の動物、知らない人間が沢山いる場所での生活、普段の環境音とは違う場所での生活は、わんちゃんにとってストレスになります。
その中で、自分だけのテリトリーとしてクレートの中が落ち着くことが出来る場所であると、ストレスを軽減してあげられることに繋がります。
普段の生活の中で、クレートトレーニングをして「落ち着くことが出来る場所」「落ち着いて寝ることができる場所」としておくことで、避難所生活でも役立ちます。
クレートトレーニングの関連記事:避難所でも快適に過ごすために愛犬にはクレートトレーニングをしておこう
クレートの中は清潔に保ってあげよう
愛犬が避難生活でもストレスなく快適に過ごすことが出来るように、クレートの中はいつでも清潔にしておいてあげましょう。
避難生活で犬の嘔吐や下痢が続く時は…

嘔吐や下痢が続く時、皮膚がただれてしまっている、などの体調不良が見られる場合は、出来るだけ早く医師に診てもらうことです。
しかし、避難生活中は、普段通っているかかりつけの医師とは別の医師に診察してもらうことになる場合も多いものです。
その際、スムーズに正しく診察してもらうためにも、予防接種済み証やお薬手帳などのコピーを避難グッズに入れておくと良いです。
まとめ

避難生活は人間にとっても不安と恐怖が隣り合わせで、他の人たちとの集団生活のような面もあり、ストレスが溜まります。
犬達もストレスが溜まってしまう状況です。
できるだけ飼い主さんの起点とアイディアでいつも通りに近い生活をさせてあげることで、ストレスを解消、軽減させてあげることができます。
様々なアイテムを活用しながら、避難生活を乗り切りましょう。
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