猫が台風を怖がっているとき、普段とは違う様子を見せたり、恐怖心が体調不良に繋がってしまうことがあります。
猫が台風を怖がる原因や理由を把握し、正しい対処法を飼い主さんがしてあげることが大切です。
そこで今回は猫が台風を怖がる原因と対処法、また台風が来た時のために用意し備えておくべきグッズについてご紹介していきます。
猫は台風を怖がる?

猫は台風を怖がることがあります。
しかし、年齢が高齢な猫で台風を何度も経験していたり、あまり普段から細かいことは気にしない性格の猫の場合などは怖がらないという子も居ます。
また、普段の台風では怖がらないものの、台風が直撃し今までに経験したことのないような風や雨、雷などが起こり急に怖がるようになってしまう子も居ます。
猫が台風を怖がる原因は?

では猫が台風を怖がる原因についてです。
気圧の変化
猫は人間よりも気圧の変化に敏感です。
台風により気圧が大きく変化することで、気圧の変化を察知しなぜこんな変化を感じるのかと不安を感じたり、不快な感じがすることで、怖がることがあります。
大きな自然音
台風により、木が揺れたり、風による隙間風の音や家がミシミシと鳴る音などが怖いと感じる原因になっていることもあります。
また台風による雷の音が恐怖の原因になっていることもあります。
人間よりも聴覚が鋭いため、とても大きく怖いと感じる音を感じているのです。
家の揺れや雰囲気
家が風により揺れたり、飼い主さんが普段とは違う不安そうな様子や仕草を見せることで、猫も不安を感じて怖がることがあります。
台風を怖がる猫への対処法は?

では台風を怖がる猫ちゃんへの飼い主さんが行うべき対処法についてです。
落ち着く場所で過ごさせる
猫は怖い時に隠れようとしたり、安心して過ごすことができる場所を探します。
そこで普段からキャリーケースやゲージを安心できる場所として認識させておいてあげることが大切です。
またキャリーケースなどに入れてあげるときに、普段使用している猫用クッションや毛布などを一緒に入れてあげるとより良いです。
隠れることもでき、普段から使用していることで自分の匂いもついているので安心してくれます。
猫ちゃんの匂いがついているものを入れてあげるということがポイントです。
カーテンを閉めてあげる
猫が台風を怖がるときは、カーテンを閉めて過ごすとよいです。
風で揺れている木々や雨、雷の光などをカーテンでシャットアウトしてあげることで、落ち着いてくれることがあります。
声を掛けたりスキンシップを
飼い主さんが普段通りの声のトーンで名前を呼びかけたり、撫でたりしてあげることで安心してくれることがあります。
また、おもちゃなどを使って楽しく遊びながらスキンシップを取るのもよいです。
テレビや音楽で自然音を誤魔化す
普段よりも少し音量を高くし、テレビを付けたり音楽を流し、自然音を誤魔化してあげるのもよいです。
台風を怖がる猫の脱走には要注意!

猫は怖いと感じた時に怖いと感じた場所から一目散に逃げようとする習性があります。
更に一度怖いと感じたところには戻らないという習性もあるのです。
そのため、台風が怖いと感じた時に、外に逃げ出そうすることがあります。
そこで逃げ出してしまうと二度と戻って来てくれなくなる可能性もありますし、台風による川の氾濫などに巻き込まれ命を落としてしまう可能性もあります。
そのため、脱走には十分に注意しなければいけません。
ねこ専用脱走防止扉【にゃんがーど】などを活用し、
普段から脱走対策を行っておくことも大切ですし、窓や玄関に施錠をしっかりと行いましょう。
台風を怖がる猫が体調不良になってしまう場合も・・・

台風を極度に怖がってしまう猫は体調不良が起こることもあります。
下痢や嘔吐、ぐったりとした様子を見せた時は動物病院へ受診し医師の診断を受けましょう。
また、台風が過ぎ去ったあとも、食欲不振や水分を摂取しなくなってしまうということもあります。3日以上食欲不振が続くととても危険です。早めに受診しましょう。
台風に備えて用意しておくべき猫の避難グッズ

台風により川の氾濫や浸水、土砂崩れ、落雷による火事などで避難が必要になる場合があります。
そのため、台風による災害に対し避難グッズを用意しておくことがとても大切です。
猫の避難グッズを用意しておく
猫ちゃんの分の避難グッズを準備しておくことも大切です。
飼い主さんの避難グッズと共にしっかりと用意しておきましょう。
これらを一時避難のために、最低3日分の避難用意と、自宅に常備しておく避難グッズとして3~4週間程度分の避難用品を準備しておきましょう。
2パターンに分けて用意しておくことが大切です。
このとき、常備避難グッズを1階だけでなく、2階にも置いておくようにするということが大切です。
猫と避難をするときは早めの避難を
台風により、川の氾濫や土砂災害、浸水などにより警報が発令されることがあります。
このとき、段階的に警報が発令されるのですが、「高齢者等避難」という時間を要する方のために発令される警報があります。
ペットとの避難では時間がかかってしまうことがあるため、高齢者等避難が発令された時点で避難を始めましょう。
避難する際は、歩いて避難する場合でも、車で避難する場合でもクレートに入れた状態で避難をしましょう。
またリードやハーネスもしっかりとつけておきます。
普段は落ち着いている子で脱走の心配がないという場合でも、警報が鳴っていたり、普段とは違う様子や行動で興奮してしまう場合があります。
猫の命を守るために、脱走をしっかりと防ぎ避難行動を行ってください。
まとめ

いかがでしたでしょう。
猫ちゃんは人間よりも聴覚も鋭く危険察知能力もとても高いため、台風に怖がってしまうことがあるのですね。
カーテンを閉めたり、隠れることが出来る場所を作ってあげたり、スキンシップを取るなどし、安心させてあげることが大切です。
また、台風により避難が必要になる場合もあるので、避難グッズを用意しておき、スムーズに早めの避難を行いましょう。

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