私の愛犬はドッグランを活用したことがありませんでした。
田舎だったこともあり、普段のお散歩でも犬とすれ違うことも少なく、だだっ広い草原で一緒に走り回ることができていたからです。
しかし、震災に遭い避難所に行った際、他の家庭の犬と仲良くすることができない、初めてのことで驚いている状態、ひどい時は威嚇してしまうような様子も見せたのです。
私も初めて見る愛犬の姿でした。
その経験から愛犬はこれまで他の犬との交流が少なかったのだろうなと感じたのです。
震災の復興も進み、愛犬と一緒にドッグランを活用することで、社会経験を増やしてあげようと思いました。
ところが、ドッグランデビューをする際に様々なルールやマナーがあることを知り、デビューするまでに身に付けておくべきこともあったのです。
ドックランでの経験は災害時の避難所などで活きることがあります。
他の家庭の犬との交流やマナーを守ることは、災害時の避難所などでも同じように必要になるからです。
犬は体力がものすごくあり、広い場所で走り回るのが大好きです。
そんな愛犬に飼い主さんも広い場所で自由に走り回らせてあげたくなりますよね。
犬にとってドックランは最高の場所です。
一方で思わぬトラブルが起こってしまうこともあります。
そこで今回は愛犬にとっても飼い主さんにとっても楽しい時間を過ごすことができるように、ドックランに行くときに知っておきたいマナーや注意点、持ち物などご紹介していきます。
ドックランでの過ごし方やマナーが災害時、避難中にも役立ってくれますよ!
ドックラン利用の前にしておくこと
ドックランを利用する前に、しておくべきことがあります。
ワクチンの接種
まずは必ずしなければいけないことは、ワクチン接種です。
ワクチン接種は必ず行ってから利用しましょう。
狂犬病のワクチン接種は必ず、また任意のワクチン接種についてもしておいたほうが安心です。
利用するドックランの近くの病院をチェック
ドックランは犬にとって安心して走り回ることができるようにしっかりと整備されています。
また、犬同士が傷つけあってしまわないよう、飼い主さん同士が注意を払っているため、安心して遊ばせることができます。
しかし、万が一の怪我や、タイミング的な問題で体調に不調が起こってしまった時などのために、利用するドックランの近くの動物病院を把握しておくと安心です。
ドックランに行く前に最低限の基本的しつけを!
最低限の基本的なしつけはしておきましょう。
例えば、
日頃からの基本的なしつけができてから利用しましょう。
他のワンちゃんと出会った時の状態
散歩の最中などに他の犬の出会った時の愛犬の反応を確認し、把握しておくことが大切です。
あまりにも激しく興奮してしまったり、噛みついてしまいそうになる、パニックになってしまうような場合は一度ドックランの利用は、控えたほうがよいです。
飼い主の声で落ち着くことができたり、あまりにもひどく興奮、パニック、噛みつきなどがなければ大丈夫です。
どんな性格でどんな状態になるのか知っておきましょう。
体調管理
ドックランの利用予定がある場合は、当日だけではなく、数日前から体調を把握し、体調管理を行いましょう。
ドックランを利用するときの持ち物
ドックランを利用するときの持ち物についてです。
遊び道具の利用が許可されている場合はおもちゃなどを持って行くのもよいですね。
ドックランを利用する時のマナー!
ドックランを利用する時のマナーについてです。
出入りの仕方
ドックランで出入りする時に注意が必要です。
出入りするときは必ずリード・胴輪をつけた状態で出入りしてください。
また先にドックラン内にいる他のワンちゃんが出てしまわないように注意して開けましょう。
入場後はしばらくの間はリード・胴輪はつけた状態で様子を確認したほうがよいです。
愛犬が一呼吸置いて、落ち着いてから、外しましょう。
排泄の仕方
ドックランによっては、犬用トイレが設置されているところもあるので利用しましょう。
入場してから愛犬にトイレの場所を認識させてあげるとよいです。
マーキングは禁止されているところが多いので、マーキング癖がある場合はマナーベルトを活用するとよいですね。
また、うんちをしてしまった場合は、必ず持ち帰ります。
遊び道具の使い方
遊び道具が許可されているドックランの場合、他の子のおもちゃを取ってしまうことがあります。
もし取ってしまったときは、すぐに取りよだれなどをウェットティッシュなどで拭いてからお返ししましょう。
ドックランを使用する際の注意点
愛犬とドックランを利用する際の注意点についてです。
目を離さない
ドックラン内にいる時は愛犬から目を離さないようにしましょう。
「愛犬は優しいから大丈夫」
「温厚だから大丈夫」
だと思っていても、普段よりも楽しく開放的な場所にいるので、他のワンちゃんを追いかけ回してしまったり、噛みついてしまったりすることもあります。
逆も然りで、愛犬が怪我などのトラブルに巻き込まれてしまうこともあるのです。
ドックラン内でのトラブルは飼い主さんの責任です。
自分の愛犬がトラブルを起こしてしまわないためにも、怪我などを防ぐためにも、必ず目で追うようにして目を離さないで過ごしましょう。
ノミ・ダニ対策
ノミ・ダニ対策もしておくと良いです。
他の犬のノミ・ダニがついてしまい、病気になってしまうこともあります。
ノミ・ダニ用の薬を服用させておいたり、虫よけスプレーや虫よけになる首輪などを使用して対策するのもよいです。
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ドックランの利用を控えるべき時期
ドックランの利用を控えるべき時期があります。
ヒート期(発情期)
ヒート期(発情期)の場合は、トラブルの原因となります。
ドックランの利用は控えましょう。
出血から4週間は控えたほうがよいです。
噛んだり唸ったりしてしまう
他の犬を見た時に噛んだり唸ってしまったりする好戦的なワンちゃんもいます。
好戦的な場合はドックランの利用は控えたほうがよいです。
伝染病がある
伝染病を持ってしまっている場合は他のワンちゃんにうつしてしまうので利用はしてはいけません。
愛犬に合うドックランを探そう!
愛犬に合うドックランを探してあげましょう。
ドックラン独自のルールを把握しておこう
愛犬に合うドックランを探してあげるためにも、ドックランごとに独自のルールがあるので、それぞれのルールや特徴を知っておきましょう。
初めてのときは無理せずに短時間で
ドックランでは普段とは違う環境で緊張したり、興奮したり、いつもよりも想像以上に疲れます。
初めての場合は短時間で切り上げてあげたほうがよいです。
楽しむ姿に長居させてしまいたくなりますが、無理させないように意識して過ごすとよいですね。
まとめ
いかがでしたでしょう。
ドックランは愛犬が広い場所で自由に走り回り楽しく、ストレス発散や運動不足を解消するための素敵な場所です。
また他の犬との交流もでき社会性が身につきます。
ドッグランでの経験は、災害時に避難所で他の子と一緒に過ごさなければいけなくなった時に愛犬がトラブルを起こしてしまったりすることを防ぐことができることに繋がります。
飼い主さんにとっても他の犬がいる場所で守るべきマナーやするべき指示などを知り、学ぶことができます。
持ち物や注意すべきこと、などに気をつけて楽しい時間を過ごしましょう。
飼い主さんも最初は慣れないところで気を張り詰めていたり、ワンちゃんにとっても最初は思っているよりも体力を消耗したりとありますが、愛犬に合うドックランで徐々に慣れていき、互いに素敵な時間を過ごすことができるようになりますよ!
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