Q,うさぎが懐いてくれません…。懐いてくれるためにはどうしたらよいですか?
うさぎは野生の中では捕食されてしまう側、被捕食動物です。
そのため警戒心が強いという傾向があります。
また犬や猫とは違い、懐き方が独特であることから懐かないと感じてしまうことがあります。
しかしそんなうさぎちゃんとでも飼い主さんとの信頼関係を築いていくことで懐いてくれて楽しく幸せな時間を過ごすことができるようになります。
そこで今回はうさぎが懐かないのはなぜなのか、仲良くなるためのポイントや懐いてくれるように毎日できる練習方法をご紹介していきます。
うさぎが懐かないと感じる理由は?
うさぎが懐かないと感じる理由についてです。
うさぎは警戒心が強い
うさぎは被捕食動物であり、一緒に過ごす人間に対しても捕まえる存在だと認識することが多く、怖がりやすく懐かないと感じます。
抱っこやスキンシップが苦手
うさぎは地面から持ち上げられる状態を本能的に怖いと感じてしまいます。
人間に抱き上げられるのも、怖いと感じ嫌がることで懐かないと感じます。
性格
うさぎによっても性格には個体差があります。
最初から人間に積極的に近づいてくる子もいますが、一定の距離を保った状態で居たいと考えるうさぎもいます。
環境への慣れ
まだうさぎを迎えたばっかりのときや、過ごす環境が引っ越しなどで変わったときなどは、ストレスが強く、警戒心も強いため近寄ってくるということが少なく懐かないと感じてしまいます。
うさぎと仲良くなるためのポイントは?
ではうさぎと仲良くなるためのポイントについてです。
急に触らない
うさぎを触るときに、急に触るのではなく、まずは距離を縮めます。
優しく声をかけたり、しばらく様子を見てから触りましょう。
また触るときは急に手を動かすとうさぎが驚いてしまうので、ゆっくりとした動作を心がけるとよいです。
追いかけない
うさぎを触ろうとして逃げてしまったときは追いかけないようにしましょう。
次の機会を待ちます。
またうさぎが逃げたときに逃げ場を失ってしまわないようにすることも大切です。
おやつやペレットの与え方
おやつやペレットを与えるときに、手のひらにおやつなどを乗せた状態であげるようにするとよいです。
すると「飼い主さんに近づくと良いことがあるのだ!」と思ってくれるので距離を縮めやすくなります。
うさぎのペースに合わせる
早く懐いてほしいと思う気持ちもありますが、無理に焦らずにうさぎのペースに合わせて距離を縮めていくのがよいです。
うさぎのペースに合わせてあげることが懐いてくれるための一番の近道です。
うさぎが懐かない!仲良くなるためのコツ!
次にうさぎが懐かないときに仲良くなるために実践してみると良いコツについてです。
うさぎが安心できる環境作り
まずはうさぎが安心できる環境作りをするとよいです。
ケージを置く場所はできるだけ環境音が少なく静かな場所にしましょう。
人通りが多い場所や大きな音が聞こえる場所は避けたほうがよいです。
またケージの中に隠れ家を用意してあげることで、怖いと感じたときなどに隠れることができて安全だと感じてくれるので効果的です。
ケージは安全な場所だと認識させてあげることが大切です。
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うさぎの目線に合わせる
うさぎと接するときは、うさぎの目線で接するように心がけるとよいです。
床に座っている時間を多くすることでうさぎが自分から近寄って来てくれる事が多くなります。
床に座った状態で飼い主さんは本を読んだりスマホを触ったりして過ごしているだけで、うさぎの方から近寄って来てくれます。
うさぎが懐かない!仲良くなるために毎日できる練習方法
うさぎが懐かないと感じているときは、焦らずに徐々に距離を縮めていくことが大切なポイントです。
仲良くなるために毎日できる練習方法をご紹介します。
手からおやつをあげよう
ペレットや乾燥野菜などのおやつを手のひらに乗せた状態であげます。
最初は食べてくれないこともあるので、食べないときは飼い主さんの近くに置いて食べてもらうという状態から始めましょう。
徐々にスムーズに近くに寄ってきて食べるようになったら、手のひらに乗せて与えます。
飼い主さんの近くにくると美味しいものがもらえる!と覚えさせるのがコツです。
触られて喜ぶポイントを把握する
うさぎによって異なりますが、だいたいの子は頭や背中を触られるのを好みます。
一方で足やお腹、尻尾付近を触られるのは嫌がる子が多いです。
懐かないと感じているときから、少しずつ触っていき、リラックスしてくれる場所、喜んでいる場所を探して把握していきましょう。
声がけをする
ご飯やおやつをあげるときなどに、普段から声をかけてあげるとよいです。
いつも同じ声のトーンや大きさで声をかけるのがコツです。
名前を呼んだり、「おいでー」などと声をかけることで、徐々に飼い主さんのこと、呼ばれているということを理解し懐いてくれるようになります。
抱っこを焦らない!
うさぎを抱っこするときに、懐かないなと感じているときは無理に焦って抱っこをしないようにしましょう。
無理に抱っこしてしまうことで、【人間が近寄る=怖い】という認識がついてしまいます。
まずはうさぎから飼い主さんに近づいてくるのを待ち、近づいて来たら膝の上に乗るように誘導したり、膝の上におやつを置いて誘導するのもよいです。
膝の上にいる時間が増えてくると、そのまま抱っこもスムーズにできるようになってきます。
うさぎと仲良くなるためには、【焦らずに待つ!】が大きなポイントになります。
毎日15分程度でもうさぎとゆっくり同じ空間で過ごす時間を作るというようなことから始めていくことで、徐々に距離が縮まり懐いてくれるようになりますよ!
うさぎが懐いてくれたときに見せるサインは?
うさぎが懐かないと感じていたところから、毎日の練習や仲良くなるポイントに注意して過ごしていると、飼い主さんと信頼関係も生まれ距離が縮まり仲良くなることができます。
うさぎと仲良くなれたことを示す、うさぎからのサインが見られるようになりますよ。
足をツンツン
飼い主さんの足元に来て、鼻でツンツンとつつくようになります。
足の周りにいる
飼い主さんの足の周りをくるくると回ります。
目を細める
飼い主さんが撫でたときに目を細めるときは、気持ちいいと感じリラックスしている証拠です。
心を許しリラックスしているということで懐いている証拠だといえます。
顎をこすりつける
うさぎが飼い主さんに顎をこすりつけるときは、信頼しているという証拠です。
横に寝転ぶ
飼い主さんが座っている横などで、ゴローンと寝転がってゆっくりしてくれるようなときも懐いている証拠です。
小さな音を鳴らす
うさぎは嬉しいときにぐるぐると小さな音を鳴らしたり、歯を軽く鳴らします。
飼い主さんが近くに居るときや撫でているとき、抱っこをしているときに小さな音を鳴らしてくれたら、スキンシップをとっていることを喜んでいるサインです。
まとめ
いかがでしたでしょう。
うさぎは警戒心がとても強いので、お迎えして最初のうちはなかなか懐かないなと感じることも多いです。
しかし、毎日少しずつうさぎのペースに合わせて距離を縮めていくことで、仲良くなることができます。
うさぎは飼い主さんの顔も覚えてくれますし、「おいで!」と声をかけると近寄ってきたり、自分から膝の上に乗ってきてくれたりもします。
うさぎは近づき方や信頼関係の築き方を間違えなければ、飼い主さんにしっかりと懐いてくれますよ!
【お留守番中のうさぎの様子をスマホで確認♪】

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