Q,うさぎの寿命はどのくらいですか?また長生きさせるためにどうしたらよいですか?
うさぎの寿命は飼育環境や医療の進歩により、ここ20年でかなり伸びている傾向があります。
平均寿命は8年~12年ほどです。
しかし、中には早く亡くなってしまう子もいます。
大切なうさぎちゃんとできるだけ長く幸せな日々を過ごすためには、健康で長生きするための飼育環境がとても大切です。
また、うさぎの体調不良にいち早く気づき対処するということも重要になります。
そこで今回はうさぎの寿命や長生きするための飼育のコツや注意すべきポイントをご紹介していきます。
うさぎの平均寿命は?
うさぎの平均寿命は8~12年です。
小型種(ネザーランドドワーフ)の場合は10年前後であることが多い傾向があります。
また、中型種のホーランドロップも10年前後です。
大型種(フレッシュジャイアント)などは、やや短めで5~8年であることが多くなります。
ギネス記録を保持しているうさぎちゃんの寿命はなんと18年10ヶ月です。
一般的に飼育されているうさぎの種類ではなく、もともとは野ウサギだった子ですが、適切な飼育や医療の進歩、ケアにより、近年のうさぎはかなり長生きする動物だと言えます。
うさぎの寿命を延ばす!長生きするための飼育
うさぎちゃんに長生きしてもらうためにも、寿命を全うしてもらうためにも、正しい飼育が重要なポイントになります。
食事面
まずは食事面です。
主食は牧草(チモシー)中心にしましょう。
ペレットは補食程度とし、おやつのあげすぎにも注意してください。
また野菜や果物はおやつの一種になります。
野菜や果物も与えすぎないようにしましょう。
安心して過ごせる環境を
うさぎは環境の変化や音などに敏感でストレスを感じやすい動物です。
ストレスが原因で体調不良を引き起こしてしまうこともあります。
寿命を全うし長生きさせてあげるためには、安心して過ごすことができる環境を整えておくことがとても大切です。
できるだけ静かな場所にケージを設置することが大切です。
しかし生活音や環境音で急に大きな音が鳴ってしまったときに、ケージの中に隠れ家があると、その中で落ち着いてくれるのでおすすめです。
雨音や雷、バイクや車の音などに驚いたときに隠れられるようにしてあげるとよいです。
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またケージ内が汚れていると、トイレからの感染症、古くなったエサによる感染症などを引き起こしてしまい、寿命を縮めてしまうことがあります。
できるだけ毎日掃除をして清潔を保つようにしましょう。
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運動
うさぎはとても活発な動物です。
運動不足はストレスの原因になってしまいます。
また運動不足になると、関節炎やちょっとしたジャンプでの骨折などもしやすくなってしまいます。
肥満による病気の原因にもなります。
1日数時間程度の部屋んぽ(部屋の中でのおさんぽ)をさせてあげることが大切です。
ケージの中だけで生活させてしまうのは寿命が縮む原因になってしまいます。
また部屋んぽの際に電気コードを噛んでしまったことによる感電や誤飲のリスクを避けるため、サークルを設置して行動範囲を決めるか、電気コードにカバーをつけて感電のリスクを回避しましょう。
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爪切り
うさぎの爪は自然には削れにくいものです。
爪切りをしてあげずに伸びてしまっている状態だと、走ったときに引っかかり爪が根本から折れてしまったり、出血してしまうことがあります。
出血すると痛みによるストレスが溜まったり、炎症や感染症の原因になってしまうこともあります。
怪我や骨折の原因だけではなく、正しく足を着くことができずに姿勢に悪影響を及ぼし関節症の原因になってしまうこともあります。
足の裏に負担がかかることで、足裏の皮膚炎(ソアホック)になってしまうこともあるのです。
怪我や病気は寿命が縮んでしまう原因にもなり得ます。
1~2ヶ月に一度爪切りを行いましょう。
自宅で行うこともできますし、動物病院やうさぎ専門店でも500~1,000円程度でしてもらうことができます。
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ブラッシング
うさぎは自分でグルーミングをするときに、毛を飲み込んでしまいます。
犬や猫のように、嘔吐反射があれば毛を飲み込んでしまっても吐き出すことができるのですが、うさぎには嘔吐反射がありません。
たくさんの毛を飲み込んでしまうと、胃腸に毛が詰まってしまう毛球症という病気になってしまい治療が必要になります。
できれば毎日、最低でも週に数回のブラッシングをしっかりとして、毛を飲み込まないように防いであげることが大切です。
またうさぎは年に3,4回の換毛期があります。
特に春と秋の年に2回は大換毛期というものがあり、かなり多くの毛が抜けて生え変わります。
換毛期は毛球症になるリスクがかなり高まる時期であるため、より入念で頻繁なブラッシングをしてあげましょう。
関連記事:うさぎの換毛期はいつ?気をつけるべきことは?おすすめのブラシとコツ
噛めるおもちゃを活用して歯の健康を
うさぎは歯が伸びてしまうと、不正噛合(噛み合わせが悪くなる)になってしまい食欲不振になってしまうことがあります。
食欲不振が半日~1日続くと命の危険もあります。
寿命を延ばすためにも、かじり木などで遊ばせてあげることで歯のケアになります。
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また噛むおもちゃはストレス発散にもなるのでおすすめです。
うさぎの寿命のために!体調チェックを毎日しよう!
うさぎは野生の中で捕食される側の立場であることから、体の不調を隠す習性があります。
そのため飼い主さんでもうさぎの体調不良に気づくのが難しく、気付いたときには病状が悪化してしまっていたというようなことも少なくありません。
そこでうさぎの異変にいち早く気づき、すぐに対処するためにも、毎日欠かさず健康チェックを行うことが寿命を延ばすためのポイントになります。
毎日確認しましょう。
食事の量が普段よりも少なく食欲不振になっていたり、糞の大きさが小さくなったり少なくなっている場合は毛球症の可能性などが考えられます。
また、下痢をしてしまっている場合なども注意が必要です。
水分補給をしていないときも要注意です。
普段のチェックから異変を感じ取ったときは、できるだけ早く動物病院に受診しましょう。
アニマル対応可能の動物病院に受診します。
急に攻撃的になったときも注意!
飼い主に慣れているうさぎが急に攻撃的な行動を見せたときにも注意が必要です。
ストレスが溜まっているだけのこともありますが、病気による不調や怪我による痛みから攻撃的になっていることもあります。
普段穏やかな子なのに様子がおかしい、攻撃的になっているというような場合も、一度受診することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょう。
かわいいうさぎの命を守り、できるだけ長い寿命で健康的に過ごして欲しいですよね。
うさぎは繊細な動物でもあることから、安心できる環境作りや正しい食事や運動がとても大切です。
また、体調不良や怪我の予防、いち早く気づいてあげることも重要なポイントです!
うさぎの寿命は正しい飼育、正しいケア、正しい対処でとても長く元気に過ごしてくれますよ♪
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