Q,うさぎが消化不良になるとどうなりますか?
うさぎが消化不良になるのはとても危険です。
うさぎは草食動物であり、腸が常に動き続けている必要があります。
消化不良になると腸の動きが低下し、腸内に食べ物や飲み込んでしまった毛が詰まってしまうことがあり、命に関わる状態になってしまうこともあるのです。
飼い主さんは消化不良が起こっていないかをしっかりと確認してあげる必要があります。
我が家でもしっかりと消化できているか、便を排出することができているか、十分に気をつけて確認している部分です。
そこで今回は、うさぎが消化不良になってしまっている時のサインと消化不良の原因、正しい対処法をご紹介していきます。
うさぎが消化不良に!飼い主さんが分かるサインは?
ではうさぎが消化不良になってしまっている時のサインについてです。
このような場合は消化不良が起こってしまっている可能性が高い症状です。
うさぎの消化不良!原因は?
ではうさぎが消化不良になってしまう原因についてです。
食事の面
うさぎの主食は牧草です。
牧草をしっかりと食べることで腸の動きを促進しています。
牧草を食べていないと消化不良を起こしてしまいます。
腸の動きを促進しているのは牧草(チモシー)の繊維質です。
繊維が少ない3番刈りの牧草ばかり食べている状態だったり、ペレットばかり食べている状態だと繊維不足になり消化不良を起こしてしまうことがあります。
ペレットやおやつ(野菜や果物)を多く与えることで牧草を食べなくなってしまい消化不良が起こることもあるので注意が必要です。
また牧草を急に変えたことで好みではなく牧草を食べてくれなくなり消化不良が起こることもあります。
牧草の一番刈りは繊維質が多く腸の動きを促進してくれるので積極的にメインとして食べさせるようにしましょう。
水を飲む量
うさぎが水をあまり摂取してくれないことで消化不良が起こることもあります。
水を飲んでくれないと腸の動きが低下してしまいます。
水の入れ替えをこまめに行い、新鮮な水がいつでも飲める状態にすることで、よく水を飲んでくれるようになります。
毛球症
うさぎはグルーミングをする時に自分の毛を飲み込んでしまいます。
嘔吐反射がないので飲み込んでしまった毛を吐き出すことはできずに、糞と一緒に排出します。
換毛期などに毛を多く飲み込んでしまい腸に詰まり毛球症になってしまうことで消化不良が起こることもあります。
特に換毛期はこまめにブラッシングを行い、できるだけ毛を飲み込まないようにしてあげる必要があります。
関連記事:うさぎの毛球症に注意|症状・原因・対処法・受診の目安と予防方法を徹底解説
ストレス
うさぎは繊細でストレスを感じやすい面があります。
などでストレスを感じることで消化不良が起こることがあります。
運動不足
うさぎにとって運動も腸の動きを促すための大切な行動です。
ケージで過ごす時間が長く運動不足になると腸の動きが低下し消化不良を起こすことがあります。
1日数時間ケージの外で運動する時間を作ってあげることが大切です。
病気
病気が原因で消化不良を起こすことがあります。
などが起きている場合もあります。
獣医さんの診察を受けることで原因が発覚する場合もあります。
うさぎが消化不良に!対処法は?
では、消化不良のサインが見られた場合の対処法についてです。
動物病院に受診
というような場合はできるだけ早く動物病院に受診しましょう。
エキゾチックアニマル対応の動物病院に受診する必要があります。
水分補給をさせる
できるだけ水分補給をさせてあげるようにしましょう。
新鮮な水を用意するようにしたり、水飲み場に誘導して促してみてください。
どうしても飲んでくれないという場合は、シリンジ(注射器型の器具)を活用し、水を少しずつ飲ませてあげるようにするとよいです。
無理にはせず少しずつ与えてみるということが大切です。
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我が家でも万が一の場合に備えて置いています。
体調不良でぐったりとしてしまっている時に病院へ行くまでの応急処置として水分補給をさせる時に役立った経験があります。
環境を整える
糞の状態が悪いものの、牧草は食べてくれているような場合は、様子を見ましょう。
消化不良が落ち着いてくれることもあります。
様子を見る時は静かで安心できる場所を作って過ごさせてあげるとよいです。
まとめ
いかがでしたでしょう。
普段からうさぎが消化不良にならないように、ペレットやおやつ(野菜や果物)を与えすぎないようにすることが大切ですね。
牧草をしっかりと食べてくれるようにしましょう♪
またブラッシングをしっかりと行い、毛球症にならないように気をつけてあげましょう!
消化不良のサインが見られた場合はできるだけ早く動物病院に受診してください!
※本記事は、獣医師監修サイトやうさぎの専門情報を参考に執筆しています。うさぎの健康や食事に関する一般的な知識をもとにまとめており、実際の症例に応じて獣医師への相談をおすすめします。



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