ロップイヤーは、垂れた耳と穏やかな性格が魅力の人気品種です。
しかし、耳の構造や体質の関係で、ほかのうさぎより注意が必要な病気があります。
本記事では、「ロップイヤーがかかりやすい病気」「症状のサイン」「ご自宅での予防方法」を丁寧に解説していきます。
初めてロップイヤーをお迎えされた飼い主さまにも分かりやすい内容になっておりますので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。
ロップイヤーの特徴と病気が起こりやすい理由
ロップイヤーは耳が垂れていることで、耳の通気性が悪くなりやすく、内部に湿気がこもりやすい体質です。
また、身体はややがっしりしており、足や背中に負担がかかりやすい傾向もあります。
そのため、
などが比較的多く見られます。
ロップイヤーの特徴を知ることは、病気を早く見つけて対処するうえで非常に重要です。
ロップイヤーが特になりやすい病気
ではロップイヤーが特になりやすい病気についてです。
外耳炎・中耳炎
ロップイヤーで最も多いと言われる病気です。
耳が垂れているため蒸れやすく、耳垢が溜まって炎症を起こすことがあります。
主なサイン
悪化すると中耳炎・内耳炎へ進行し、バランス感覚が崩れたり、傾き(ヘッドチルト)が起こることもあります。
歯のトラブル(不正咬合)
ロップイヤーは丸い顔立ちの子が多く、あごの形が小さめな個体では歯が正しい方向に伸びづらくなることがあります。
よくある症状
小さな変化でも放置すると急激に食欲が落ちるため注意が必要です。
関連記事:うさぎの不正咬合とは|原因・症状・治療・予防方法まで徹底解説【歯のケアガイド】
ソアホック(足裏の炎症)
ロップイヤーは体重がやや重めで、後ろ足に負担がかかりやすい傾向があります。
足裏が赤くなったり、毛が抜けて皮膚が見えるようになることがあります。
症状のサイン
ケージの床材や滑りやすい床が原因となることも多い病気です。
肥満
ロップイヤーは食べることが好きな子が多く、また甘えん坊な性格のため「ついオヤツをあげてしまう」という状況が起きやすいです。
肥満になると、関節の負担・心臓病・消化不良などにもつながります。
注意ポイント
肥満は多くの病気の原因になりますので、日々の体重管理が大切です。
熱中症
ロップイヤーは耳が垂れているため、耳での体温調節がしにくく、ほかの品種より暑さに弱いとされています。
危険なサイン
夏場はエアコン管理が必須です。
関連記事:うさぎとの暮らしにエアコンは必要?|理由・使用時の注意点【温度湿度管理】
ロップイヤーに多い病気を防ぐための予防法
では、ロップイヤーに多い病気を防ぐために飼い主さんがしてあげられる予防法についてです。
耳の定期チェックを行う
耳の中の汚れ、赤み、においは毎日確認すると安心です。
深い場所の掃除は危険なため、ご自宅では「見た目の確認」に留め、異常があれば動物病院にご相談・受診してください。
牧草を中心とした食事にする
歯の伸びすぎを防ぐためにも、牧草(チモシー)などの繊維質をしっかり摂ることが大切です。
ペレットは適量にし、おやつは控えめにしていただくと、肥満防止にもなります。
足裏に優しい環境を整える
ふかふかのマットや滑らない床材を用意していただくことで、ソアホックを防ぎやすくなります。
ケージの中にすのこを敷くのもよいです。
ケージの網目のまま使用するのはソワホックの原因になってしまうので避けましょう。
日々の体重管理をする
1〜2週間に一度の体重チェックがおすすめです。
少しの変化でも、うさぎにとっては重要なサインになります。
キッチンスケールを活用して測ることもできますし、飼い主さんが一緒に体重計に乗って、飼い主さんの分の体重を引くという測り方もあります。
(体重計に乗る飼い主さんとうさぎちゃんの体重-飼い主さんの体重=うさぎちゃんの体重)
適切な温度管理を行う
ロップイヤーには、通年で18〜24℃前後の温度が理想的とされています。
夏はエアコン、冬は暖房と防寒対策をしっかり行っていただくと安心です。
うさぎの病気の早期発見につながる“普段からの観察”ポイント
ロップイヤーの病気は、早く気づくほど治療がスムーズに進みます。
次の点を毎日チェックすることで、異変に気づきやすくなります。
小さなサインほど重要ですので、違和感を覚えた時点で受診をおすすめいたします。
まとめ|ロップイヤーは耳・歯・足のトラブルに注意して健康を守りましょう
ロップイヤーは穏やかで可愛らしい反面、特徴的な耳や体格のため、特定の病気が起こりやすい品種です。
これらの病気は、日々の観察と適切な環境づくりで多くが予防していくことができます。
ご自宅でのケアを丁寧に行っていただき、ロップイヤーが安心して過ごせる環境を整えていただければ幸いです!
※本記事は、獣医師監修サイトやうさぎの専門情報を参考に執筆しています。うさぎの健康や食事に関する一般的な知識をもとにまとめており、実際の症例に応じて獣医師への相談をおすすめします。



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