犬と自宅に居て地震の揺れが起こった際、家屋の倒壊から愛犬を守るためには、正しい判断のもと正しい避難をする必要があります。
そこで今回は、犬を地震による倒壊から守るために、飼い主さんがすべき行動と避難方法についてご紹介していきます。
また、正しい避難をスムーズに愛犬とするために、日頃から愛犬と一緒に練習しておくべきこともあるので合わせてご紹介しますね。
地震による自宅の倒壊の可能性が・・・?

地震により自宅が倒壊してしまうのではないか、自宅が倒壊するなら、揺れたらすぐに外にでるべきなのか、と悩みますよね。
そこで地震の揺れにより、倒壊から愛犬を守るためには、自宅の中で揺れが収まるのを待てばよいのか、すぐに外に避難したほうがよいのかを判断する必要があります。
自宅の築年数が30年以内(1981年以降)
自宅の築年数が30年以内、1981年以降に建てられた建物の場合、新耐震基準が適用されているため、慌てて外に避難する必要はないと判断できます。
しかし、30年以上の場合でも、震度6以上の地震が複数回起こるということを想定されているわけではないので、何度も繰り返し揺れるような場合や、震度7以上などの巨大な揺れの場合などは例外もあるため注意が必要です。
築年数が30年以上(1981年以前)
自宅の築年数が30年以上の場合、倒壊の可能性が高いと判断されるため、できるだけ早く外に避難することをおすすめします。
最初の揺れが収まるのを待って、素早く外へ避難しましょう。
犬を地震による倒壊から守るために揺れたらすべき行動は?

では、地震による揺れを感じた時に、自宅の倒壊から命を守るために、飼い主さんがすぐに取るべき行動についてです。
犬を自分の近くに呼び寄せる
犬は地震の揺れによりパニックになってしまうことがあります。
大きな声で吠えてしまったり、走り回ったり、自宅の中のどこかに隠れてしまったりということがあります。
家具が倒れてきてしまい怪我をしたり、外に飛び出してしまったり、どこかに隠れてしまって避難が遅れてしまうということがないようにしなければいけません。
そこで揺れたら、まず飼い主さんのすぐそばに呼び寄せるようにしましょう。
普段どおりに名前を呼んだり、おいでと声をかけます。
すでにパニックになってしまっていて、指示が普段どおり届かないこともあるので、その場合は周囲に注意しながら、飼い主さんが愛犬に近づくという形を取りましょう。
揺れが収まるまで抱きかかえる
揺れが収まるまでの間は、逃げてしまったり、暴れてしまったりしないように、しっかりと抱きかかえて揺れが収まるのを待ちましょう。
クレートにいれる
普段から嫌がることなくクレートに入ることができる場合は、揺れが収まり次第、クレートに愛犬を入れましょう。
スムーズな避難のためにもなりますし、落下物などから愛犬を守ることにも繋がります。
クレートが近くにない、クレートに入るのを拒んでしまうという場合は、リード又はハーネスを装着した状態で抱きかかえるか、足元に最善の注意を払いながらしっかりと寄り添った状態で一緒に歩きます。
犬がお留守番中に自宅が倒壊してしまったら・・・

愛犬だけが自宅でお留守番中に自宅が倒壊してしまうということもあります。
その場合、危険を顧みずに倒壊した自宅に入って愛犬を探したい気持ちはものすごくわかります。
しかし、飼い主さんが無事に愛犬を探す必要があるので、とても危険である倒壊した家屋に入っていき、愛犬を探すということはやめましょう。
倒壊した自宅の近くまで行ける場合は、近くにいて、家の外から愛犬の名前を呼び、外に出てくることを促しましょう。
迷子になってしまった場合
お留守番中に自宅が倒壊してしまい、自宅に戻ったときには愛犬が外に逃げ出してしまっているということもあります。
そこで万が一の場合のために、普段から行っておくべきことがあります。
地震が起きたら早めの同行避難で倒壊から犬を守ろう

地震の揺れが収まり、まずは倒壊しなかった場合でも、大きな地震の場合は何度も連続で地震が起きる場合があります。
また、地震のあとに津波が起こることもあります。
それらの連続した揺れや津波により自宅が倒壊してしまうということもあります。
そのため大きな地震の揺れが収まったら、早めに安全な場所へ犬とともに同行避難を行います。
普段から最低3日分から7日分の犬の避難グッズも用意しておきましょう。
犬の避難グッズも飼い主さんの避難グッズともに、忘れずに持って落ち着いて安全にかつスムーズに避難を行ってください。
まとめ

愛犬と自宅に居て地震が起きたり、愛犬が自宅にいる際に地震が起き、自宅が倒壊してしまうということがあります。
地震の揺れだけではなく、津波により自宅が倒壊してしまということもあります。
揺れが収まったら、早めに安全な場所へスムーズに避難を行いましょう。
また、普段とは違う状況に愛犬がパニックになってしまうこともあります。
揺れた状態を作ることは難しいものの、ユーチューブなどで地震警報の音などを流すことができるので、音を合図に、地震が起きたときの行動を愛犬と飼い主さんで確認、練習を行っておくこともおすすめです。

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