愛犬との生活の中で、大地震に見舞われた場合、地震のあとには津波が来ることがあります。
東日本大震災で地震での被害とともに、津波による被害が甚大でした。
そこで今回は自宅で地震に見舞われ、津波注意報や津波警報が発令された場合、津波が来てしまった場合に愛犬と飼い主さんの命を守るためには、どうしたら良いのかご紹介していきたいと思います。
津波から犬を守るためのライフジャケット

万が一、わんちゃんが津波に飲み込まれてしまった場合を考え、避難前にライフジャケットを着用させておくことは、有効だと言えます。
人間の場合も、津波に飲み込まれてしまった際、ライフジャケットを着ていることで、海面に浮き上がってくることができ、呼吸をすることができます。
しかし、ライフジャケットを着ていない状態で飲み込まれてしまうと、浮き上がってくることができず、呼吸ができないということがあります。
また、浮き上がれずに呼吸を求めて慌てることで溺れてしまうということもあります。
万が一津波に飲み込まれてしまった場合、浮き上がることができ、呼吸をすることができれば、命が助かる可能性があるということで、ライフジャケットを着用した状態で避難することができれば、より良いです。
ライフジャケットを着ていても瓦礫などとの衝突がある

ライフジャケットをきていることで、海面に浮上することができ、呼吸をすることができる状態にはなりますが、津波はただの海水だけが流れてくるわけではありません。
津波の中には、大きな瓦礫や土砂、大木、ヘドロなどがたくさん一緒に流れ込んできます。
そのため、それらに衝突してしまい、意識を失ってしまったり、大きな怪我を負ってしまうことで、命を落としてしまうことがあります。
そのため、ライフジャケットだけで命が確実に守れるということは無いため、必ずすぐに津波が来ない高台まで避難をしてください。
犬と自宅で大地震!津波が来る前に避難しよう

犬と自宅で大地震に見舞われ、津波がくるということになった場合、ただちに高台へ避難する必要があります。
地震がきてパニックになっている状態で津波がくるということになれば、よりパニックになってしまいます。
ますは落ち着いて愛犬と一緒に同行避難をする準備をしましょう。
抱きかかえて避難する
まず抱きかかえて避難するという手段です。
地震によりすでに道路には瓦礫などが散乱してしまっていることがあるため、抱きかかえて避難するとよいです。
しかし、その場合はただ抱きかかえているだけだと、なにかの拍子で離してしまう場合があります。
リードなどで飼い主さんと繋いだ状態で抱きかかえて避難しましょう。
また、ゲージやキャリーバック、抱っこひもなどを活用して避難するのもよいです。
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一緒に歩いて避難する
大型犬など、抱きかかえて避難することが難しいという場合は、一緒に歩いて避難します。
この場合もはぐれてしまうことを防ぐために、リードなどを必ず使用して避難しましょう。
歩いて避難する場合、瓦礫などで足を怪我してしまうのを避けるために、靴を履くことを嫌がらない場合は、靴を履かせて避難したほうがよいです。
車で避難する
高台までが遠い、大型犬で避難グッズとワンちゃんを一緒に抱きかかえて避難するのは難しいという場合などは車で避難する必要がありますね。
急な振動などで怪我をしてしまうのを防ぐためには、ゲージやキャリーバックに入れてあげてから車に乗せることをおすすめします。
万が一のためのライフジャケット
上記の避難の際に、万が一、津波に飲み込まれてしまったときのために、ライフジャケットを着用するとよいです。
いち早く津波から避難するために普段からすべき対策

津波警報、津波注意報が発令された場合、いち早く避難することが大切です。
避難経路・避難場所の確認
常日頃から、愛犬と一緒に避難することができる避難経路と避難場所を確認しておきましょう。
愛犬が一緒に避難することができる近くの避難所をしっかりと確認しておきましょう。
イレギュラーなことが起こっても対応することができるように、何パターンかの避難経路と避難場所を挙げておくことをおすすめします。
ゲージやキャリーケースで落ち着いて移動できるようしつけ
ゲージやキャリーケースに入れてあげた状態で避難しようと考えている場合は、緊急時にスムーズに入ってくれて、その後も落ち着いた状態で移動をすることが大切です。
普段から、キャリーケースやゲージに入ってと指示したら、スムーズに嫌がることなく入ることができるようにしておき、その中でも安心して落ち着いた状態で移動することができるように慣れさせておいてあげるとよいですね。
着せやすいライフジャケットを嫌がらないように
ライフジャケットを選ぶ上で、着せやすさが大切です。
着せにくく時間がかかってしまい、津波からの避難に遅れてしまっては元も子もありません。
スムーズに着せやすいデザインのものを使用しましょう。
また、津波が実際に来るときになって、初めて着せようとして嫌がってしまうことで時間をロスしてしまうことも避けたいものです。
普段から何度か着せたり脱がせたりして、嫌がらずに着てくれるように慣れさせてあげましょう。
関連記事:犬のライフジャケットも避難グッズの1つに・・・津波に備えよう!
まとめ

愛犬を津波から守るためには、津波に飲み込まれてしまった場合の対策として、ライフジャケットの活用などはおすすめです。
しかし、津波に飲み込まれてしまっては生存率が下がってしまうことはたしかです。
一番重要なのは津波に飲み込まれてしまうことがないように、大地震のあとは津波がまっている!!
揺れがおさまったら、すぐに高台へ避難し津波に飲み込まれないようにすることが一番大切です。
その中でも万が一、飲み込まれてしまった場合、命をできるだけ守ってあげられるようにライフジャケットを活用するのはよいですね。
愛犬と一緒にすぐに津波が来ない場所に避難するようにしましょう。
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