犬と災害に!避難中のトイレ問題・・・おむつに慣れさせておこう

今回の記事の内容は・・・

災害で避難中に起こる愛犬のトイレ問題

災害に遭い、避難生活を送ることになると、恐怖や不安やストレスなどで、排泄がうまくいかなくなったり、トイレを失敗してしまうことが増えたりということがあります。

また、普段から外でお散歩中しか排泄をすることができないというような場合も、なかなか避難中はスムーズに排泄することができなくなってしまいます。

排泄ができないことで、より一層ストレスがたまり、悪循環を生んでしまうこともあるのです。

排泄がうまくいかないと避難中に体調不良に・・・

トイレがうまくできなかったり、排泄しない状態が続いたり、トイレ問題に対して愛犬がストレスをより感じてしまい、体調に異常をきたしてしまうこともあります。

食欲がなくなってしまったり、嘔吐を引き起こしたり、とても具合が悪そうな状態になったりします。

体調をものすごくくずしてしまっているような場合は、できるだけ早く獣医さんに診てもらう必要があります。

しかし、災害中でいつも通っている動物病院が開いていないということもあります。

その場合は、避難所のように災害中に開設している負傷動物救護所などに行くとよいです。

市町村ごとに呼び方や開設の有無などが変わるので確認しておくと良いです。

おむつを活用しよう!犬の避難グッズにプラス           

避難中はなかなかお散歩には行けず、トイレをすることができなかったり、ペットシートにうまく排泄することができないということがあります。

また、車での避難生活を強いられ、排泄はしているけどできるだけ失敗を防ぎたいということもあります。

そこで災害時の避難中はおむつを活用することがおすすめです。

愛犬用の避難グッズにおむつをプラスしておきましょう。

おむつと一緒に入れておくとよいもの

おむつを避難中に活用する場合、処理をしたり清潔を保つためにも、以下のグッズも一緒に入れておくとよいです。

  • ポリ袋(ニオイが漏れないタイプが特におすすめ)
  • 使い捨てビニール手袋
  • ウエットティッシュ(除菌用とノンアルコールのもの)

おむつを嫌がる理由とは?

避難中におむつを活用したいけど、ワンちゃんによってはおむつを嫌がってしまう子もいます。

おむつを嫌がる子のほとんどの理由は、おしりに何かがついているという違和感です。

違和感が嫌でおむつを嫌がるのです。

デリケートな部分でもあるため、単に嫌なだけではなく、本能的に怖いという感覚に陥ってしまっているということもあります。

おむつを着用することは、怖いことでなく、むしろ楽しいと思えるように慣れさせてあげることが大切です。

おむつを慣れさせるための方法は?

では避難中のために、愛犬におむつを慣れさせておくには、どのような方法を行い、どのような点に気をつけながら行うとよいのでしょうか。

短時間から少しずつ慣れさせる

まずは強制などせず、嫌がったらすぐ外してあげる。少し落ち着いたらまた着けてみるというくらい短く少しずつおむつが付く感覚を慣らしていくとよいです。

そして、嫌なことではないと認識できていくと、徐々に嫌がり方が落ち着いて来たり、つけておくことができる時間が増えて行きます。

短時間から少しずつ、おむつをつけるということをしていきましょう。

おむつがずれないように工夫する

おむつが何度もずれることで、おしりで感じる違和感がより強く感じてしまい、嫌がったり、ストレスを感じてしまうということがあります。

おしりからおむつがずれないように工夫してあげることで、嫌がらなくなったり、長時間着けておくことができるようになったりします。

ずれないようにするための工夫としては、おむつの上からおむつカバーを履かせたり、おむつ用サスペンダーを活用するという方法もあります。

おむつ着用中に褒めてあげることも大切

おむつを着用できたときや嫌がらずにおむつを履いてくれたときなどは、しっかりと褒めてあげましょう。

褒められることで、怖いことや嫌がることなのではないということを覚えていきます。

また、おむつ着用中に、排泄ができたときは、より褒めてあげるよよいです。

適切なサイズ、履き心地の良いおむつを選ぶ

愛犬用のおむつを選ぶときに、適切なサイズで、愛犬にとっては着心地がよいものを選ぶとよいです。

人間のおむつと同じ用に、S~LLまで様々なサイズ展開があります。

また、女の子用・男の子用があるので、注意して購入しましょう。

何種類か試してみて、嫌がりにくい素材のものを見つけたり、皮膚などに擦れたりしていないかなどを確認していくと良いです。

避難グッズに入れておくと、サイズアウトしてしまっているということもあるので、注意しましょう。

おむつの着用を愛犬が嫌がる時にしてはいけないこと

避難中でも、避難生活のために慣れさせているときでも、愛犬がおむつの着用を嫌がってしまってる時に、してはいけないことがあります。

  • 叱る
  • 怒る
  • 無理に履かせようとする

一度でもそういったことがあると、愛犬にとっておむつは楽しいものではなく、怖くて嫌なものという認識になってしまいます。

根気よくおむつに慣れるまでには時間がかかることもありますが、愛犬も飼い主さんも無理なくゆっくりと慣れさせていけるとよいですね。

まとめ

いかがでしたでしょう。

  • 犬は災害時の避難中にトイレがうまくできなくなってしまうことがある
  • 避難中に排泄が困難になると、食欲不振や健康不良の原因になることも
  • 避難中の車などでの失敗を防いだり、お散歩ができないときでも排泄できるようにおむつを活用しよう
  • 避難中におむつを活用できるように日頃から慣れさせておこう
  • おむつを嫌がる場合は、短時間から徐々に慣れさせていき、楽しいものだと認識させることが大切
  • おむつの着用を嫌がったとしても、叱ったり、無理にはかせるのは逆効果
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