うさぎは雷を怖がる?怖いときのサインと対処法は?

小動物
今回の記事の内容は・・・

うさぎ雷が怖いの?

多くのうさぎは雷を怖いと感じています。

しかし、中にはどんなに大きな音がしていても、全く動じない子もいます。

ほとんどの場合は雷に反応し、怖がることが多いです。

また、年齢を重ねることで、何度も雷を経験する機会があり、徐々に怖がらなくなるという子もいます。

大きな音が苦手

雷に限らず、うさぎは大きな音が苦手です。

普段から、飼い主さんが不意に大きな声を出してしまったり、物を落としてしまったり、扉が強くしまったりという生活音にも驚いてしまうことがありますね。

そのため、雷の大きな音にも怖がったり、驚きます。

低周波の音が苦手

雷鳴は低周波という低い轟音が鳴り響きます。

この低周波の音は、うさぎに限らず、人間もその他の動物も不快な感じがする音です。

そのため、人間が怖いなと感じる音は、うさぎちゃんも怖いなと感じる音だと言えます。

飼い主さんの反応に・・・

うさぎちゃん自身が雷の音に対しては、さほど怖がっていなくても、怖がるようになってしまうことがあります。

飼い主さんが雷に反応する声や、不安そうにしている様子を、そばで感じ取ることで、怖くなってしまう子もいます。

普段から多くのスキンシップを取っていたり、信頼関係が構築されていればいるほど、飼い主さんの様子から、同じように怖くなったり、不安になってしまうことがあります。

うさぎが雷を怖がる理由は本能

うさぎが雷を怖がる理由は、もともと本能的な理由もあります。

自然界では天敵が多い

うさぎは自然界では、とても天敵が多い動物になります。

他の動物に襲われてしまう事が多いうさぎちゃん達は、身を守るために、耳が長く大きく、聴力が発達しています。

そのため、人間よりも音が大きく聞こえているため、人間でも驚く音にうさぎはもっとびっくりしやすいといえます。

安全な音か、危険な音かを判断し、身を守るうさぎにとって、雷の音は危険な音だと判断する音です。

雷鳴によって伝わる振動はスタンピングに似ている?

うさぎ達が自然界で多くの仲間と過ごしている場合、周囲に危険を感じると行う行動があります。

それはスタンピングというもので、よく足ダンと呼ばれている行動です。

この足ダンの音の振動と、雷によって地面に伝わる振動が似ていることから、危険を仲間から知らせられているのだと、本能的に思っていることがあります。

そのため、危険を察知し、身を守らなければいけないという気持ちから怖いと感じる場合もあるのです。

雷が怖いときのサイン

うさぎちゃんが雷を怖いと感じたときにする行動がサインになります。

我が家のうさぎちゃんは、雷を怖がっているかという判断材料になりますね。

動かなくなる

うさぎがびっくりしたり、怖いと感じたとき、前足を上げ、後ろ足だけで立った状態で動かなくなることがあります。

雷の音から危険を察知し、どのような行動をし身を守ろうか考えていたり、動かず静止することで外敵から身を守ろうとしています。

耳ををピンっと立てる

耳をピンっと立てて、音の方向や距離、危険度を分析しようとしている状態です。

危険意識が高まり、怖いと感じているサインだと言えます。

足ダンをする

警戒しているときや、ストレスを感じているときに行う行動サインです。

雷に対して、怖いと感じ、警戒していたり、怖いという状況にストレスを感じています。

また、怖いと感じたものへの警戒を促すためにも、本能的に足ダンをします。

物陰に隠れる

物陰に隠れることで、怖いと感じたものから身を守ろうとして行う行動がサインになります。

カーテンの裏に隠れたり、ソファーの下に隠れたり、部屋のすみの方に隠れたりという姿を見せます。

体を丸める

体を丸めるというサインは、警戒し、緊張状態にあると言えます。

怖いという気持ちから、身を守らなければならないと緊張してしまっているのですね。

落ち着きがなくなる

動かなくなる子もいますが、逆に落ち着きがなくなるということが怖いサインである場合もあります。

ソワソワとしている感じ、走り回る、足ダンをする、など興奮状態に近い行動をします。

雷を極度に怖がっている危険なサイン

雷を極度に怖がってしまい、体調不良に繋がりかねないサインもあります。

雷が怖いということによるストレスで体調を崩してしまうということもあるので注意が必要です。

呼吸が早くなる

呼吸が早くなってしまうことがあります。

この場合、かなり強いストレスを感じているため、自律神経に作用し、心拍数が急上昇してしまっています。

またこのとき、鼻が小刻みにひくひくとしていたり、体が震えていると呼吸が早くなっている証拠です。

食欲不振

過度なストレスを感じたことで、自律神経が乱れ、胃腸の働きが低下し、食欲不振になってしまうことがあります。

食欲不振になると、うさぎは胃腸うっ滞が起こりやすくなり危険です。
消化器官の機能が低下し、毛玉などの異物が詰まってしまう状態ですね。

このとき、手当が遅れてしまうと、最悪の場合は衰弱や死因になってしまうことがあるので十分に注意しましょう。

食欲不振が続くようであれば、一度かかりつけの動物病院に受診することを考えましょう。

雷がやんだあとでも、しばらくの間は十分に体調状態を観察しておきましょう

雷を怖がるうさぎに飼い主がすべき対処法

雷を怖がるうさぎに飼い主さんがしてあげられる対処法をご紹介していきます。

隠れていられる場所を作る

うさぎちゃんが雷を怖がったときに、自ら隠れる場所を作ってあげることで、うさぎちゃんの気持ちの安心に繋がります。

普段からも用意しておくことで、危険だと思ったり、ストレスを感じるような状況になったときに、隠れることで、恐怖や不安を軽減することができます。

ゲージを部屋の隅の方に設置しておくことで、ゲージ内が安心できる隠れ場所になるのでおすすめです。

ゲージの中に更に小さなハウスや箱などを設置することで、より安心できる場所になりますよ。

できるだけ静かな環境に

雷が鳴っているときに、できるだけ室内に雷の音が響き渡らないようにしてあげるとよいです。

完全に防ぐことは難しくとも、窓をしっかりと閉める、雨戸を閉める、カーテンを閉める、部屋のドアを閉めるなどという手段で音をできる限りシャットアウトします。

また、部屋全体は難しくとも、ゲージをカバーで覆ったり、ゲージの下に厚めのマットを敷き、その中で過ごさせてあげるなども有効です。

近くで一緒に過ごす

飼い主さんが雷に対して驚いていなかったり、普段通り過ごしていたりという状況が、うさぎちゃんの安心に繋がります。

また、飼い主さんがそばにいてくれたり、普段通り声をかけてあげたりという状況も安心します。

できるだけ一緒にそばで過ごしてあげられるとよいですね。

別な音で雷鳴をごまかす

音楽などを室内でかけることで、雷鳴が緩和され、うさぎが怖がりにくくなるということがあります。

ゆったりと落ち着くような音楽をかけてあげるとよいですね。

しかし、あまりにも大きな音で流してしまうと、今度はそれがストレスになってしまうことがあるので、控えめに雷の音をごまかす程度にとどめましょう。

雷に怖がるうさぎに対しての注意点

雷に怖がるうさぎに対しての注意点があります。

安心させてあげようと思っている行動が裏目に出てしまうことがときにはあるので注意しましょう。

無理に抱っこしたり触らない

雷を怖がっているときに、無理に抱っこしたり、触れるのはやめましょう。

落ち着かせてあげたいのでついしてあげたくなりますが、超緊張状態になっているときは、不安な気持ちを逆撫でてしまうことがあります。

危険から身を守ろうとしているため、無理に抱っこしたり触ろうとすることで、暴れてしまい怪我に繋がってしまうこともあります。

そばにうさぎちゃんから寄ってきたときは、優しく触れていき様子を見ながらスキンシップをとるとよいですね。

大きな音を出さない

雷に怖がっているときに、更に大きな音を立てるのは避けましょう。

雷雨で急いで洗濯ものを取り込まないとけない、雨戸を閉めようとするときなどに、大きな音を出してしまうと、より怖いという気持ちが増幅する原因になってしまいます。

急いでいても、できるだけ大きな物音を立てないように過ごしてあげたいですね。

飼い主さんが極度に怖がらない

飼い主さんが雷に怖がってしまってたり、驚いてしまっていると、うさぎちゃんもより怖い気持ちになってしまいます。

できるだけ、いつもどおり、普段通りに過ごしてあげたいですね。

まとめ

  • うさぎも雷が怖い
  • 本能的に危険な音から身を守ろうとする
  • うさぎが雷を怖がる行動のサインに注意
  • 極度に怖がり体調不良が起こることがあるので注意
  • うさぎが安心して過ごせる場所を作り、できるだけ一緒に過ごす
  • 無理に抱き上げたり触れたりはせず、普段通り過ごす
ひとこと

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